京都旅行一日目その3

東寺はでかい!!!
無駄にでかい、建物もでかい、講堂も金堂もでかい、

五重塔も近くで見るとすごい迫力!
後から見た五重塔がかわいそうになったくらい力強い。


建物も仏像も国宝だらけご近所さんが国宝って感じ、
でも、私のお気に入りは巨顔で口角を無理やり上げている大日如来像や
やたらとでかい千手観音立像(ともに重文)だったりして、


かんらいさいさんのサイン会もあったりして到底1時間じゃまわれません、


結局40分押しで東寺を後にしてバス一区間利用で西本願寺へ、

外からド派手な唐門を見学して幼稚園入り口からこそっとお参り開始です。


西本願寺もでかい!!!



修復なった御影堂も阿弥陀堂もとにかくでかい、
屋根につぶされちゃうんじゃないかと思うほど重々しい、
情報がたいしてなかった頃、
田舎から出てきたお坊さんはそのスケールのでかさに腰を抜かしちゃうんじゃないかな、
この教えについていけば間違えないと信じ込んでしまいそうな、
そんな圧倒的な物を感じてしまいます。


一度は覗いてみたい飛雲閣は相変わらず未公開、
でも、あそこっからは私すごいんだからオーラが出ているんだよな、
一度は見てみたいです。

なんかえらくはしゃいでいるけれど
けれど…なんか小さな違和感が私の中に芽生え始めて来たんですよ。


またしても予定時間を大幅に遅れてバスで二条城に向かいます。


二条城もほんとでかい!!!



二の丸御殿だけでも歩くのほんと大変、
大広間を目にするとなんか志村けんが出てきそうな気がして、おかしくて…
ふすま絵を難しい顔をして眺めている見学者の前に
ふすまを突き破って志村けんが飛び出してきたら腰を抜かして驚くだろうな
なんて思って、にたにたしていたり、


で、西本願寺で感じた違和感がここではっきり実感することが出来てしまって、
それって…とにかく部屋がすすけていること…
畳が古い、部屋が薄暗い、ふすまが汚れている、ふすま絵が色あせている、
我々は古いものを大切にしているんです、
文化を芸術を保護しているんです、
それは分かるんだけれど、
桃山文化ってもっと華やかできらびやかで、『無駄遣い天国』的な感じだったのではないかなって、
きっとすすけたらすぐ新しい物に変えてしまったであろうし、
欄間や柱はしょっちゅうあく抜きをしていたんじゃないかな、
沢山の人がお城のメンテナンスにかかわっていたと思うのです。


どうも私は文化の残し方に違和感を感じているのかもしれません。
桃山時代の遺品をそのまま残しておくよりも桃山時代の色彩をよみがえらせて欲しい、
ふと屋根を見上げると檜皮葺のはずがとたん張り…
庭園の茶室の屋根は全面とたん張り、
あの頃の二条城であるためにはあの当時と同じ数の管理人が必要、
文化を残すためにはもっとも〜っとお金をかけなければいけないし、
文化を維持する人をもっともっと育てなければいけない、
そんなことを感じてしまいました。


そんなことを思っていたら完全にタイムオーバー、


東山安井、月見小路のぼんちゃんちにはタクシーで向かうことにしました。