昨日の京都弾丸ツアーの続き、
午後に回った二条城はやっぱりすごかったです、
先ずは周囲を自転車でぐるっと走って
足利から徳川へ時代が変わるとともに延長された石垣
水の確保のために作られたで
ろう場外に残るダム跡など見学、
今やまったく違う風景なのだけれどその高低差や法面の後からかつての姿を妄想するのは廃道探しの時と同じ感覚がよみがえります、
大手門に戻って駐車場あたりに駐輪場を探しますが見当たらずあるのは駐輪禁止の看板が多数、交通整理の係りの方にお聞きしたところ、はるか遠くの信号を渡ったところにある地下鉄の駅の出入り口の隣とか、それって駅の駐輪場では???
お金も¥200‐しっかり取られました、二条城付近では完全に自転車の締め出しって感じです、シェアサイクル盛んなのに嫌な感じです、
ちょっとネガ物件に目が奪われてしまいましたが、
大手門のりりしい姿にうっとり、石落としのスリットも確認できたし、飾り金具の隠れキャラもちゃんとチェックしておきました、
唐門はやはりすごいですね、
もうきらびやかです、これでごはん三杯は行けちゃいそうです、しばらく見上げていましたが首が限界に達してしまいました(笑)
二の丸御殿は狩野探幽の障壁画と欄間の江戸彫刻、そして飾り金具の豪華なとことか、織り上げ格天井とか…もう無どころいっぱい、
自分の注目点は唯一ある狩野山楽さんの障壁画、豊臣のお抱え絵師だったので徳川の世になると居場所がなくなって二条城では物置の襖絵担当、絵師にも戦国の乱世だったんですね、でも山楽さんの穏やかで豊な雰囲気は山雪さんとともに気持ちが落ち着く気がします、
お庭に出ると小堀遠州さんが待っていてくれます、
ここも角度によって見える風景が違うといいます、
後水尾天皇の上皇のため二の丸御殿から眺める庭の姿は力強く、上皇をお迎えする殿舎から見える景色は穏やか雰囲気だそう、
自分には今一つ???
いつもならここまでがメインであとはだらだら散歩をしているだけでしたが、
今日は二条城のお城としての機能も堪能しちゃいましょう、
本丸のお堀側に張り巡らされている雁木と呼ばれる階段状の法面、今までは本丸を広く見せるための視覚的要素のための法面だと思っていましたが、四方全周囲が階段状になっていてどこからでも兵士が堀の土手めがけて駆け上がることができ、攻撃時に階段で渋滞が起こることがなく数の勢力でほりに迫っている敵を圧倒することができる仕掛けだそうです、
知らなければまったく分かりませんでしたね、
雁木を駆け上がると下に見えるのは進行方向を90°変えさせる中仕切り門、
ここで敵はほりに背中を向けてしまうので対岸から弓矢鉄砲で撃たれ放題になるそうです、
想像していたよりこれらの建造物のスケールが大きくって、こういうのが見えてくることもお城を楽しむ上でお得だなって思いました、
まだまだお楽しみ処はたくさんありそうなのですが、今日はこの辺まで、
ますますお城にはまりそうです。