富士山へ2

team10802006-09-11

上り始めてすぐにのどが乾いてきました。
自転車ですでに脱水していて多少の水分補給では追いつきそうもありません。
仕方ないので五合目の茶屋にいったん引き返して\200の水を購入、飲みながら歩き出しました。


しかし暑い!
五合目からしばらくは林の中の木陰を歩くのですが、暑い!
さっき買った水もすぐ空になってしまい、リュックから二本目を取り出します。
着替えたばかりのTシャツも汗でびっしょり、短パンのすそから汗が滴ります。
腹も空きだしてカロリーメイトと羊羹をほおばります。
口の中はぱさぱさですが、無理やり飲み込んで、水は出来るだけ節約しました。
六合目に着いたのが午前9時15分、すでに1L水がなくなっています。
ここで売っている水は\300、絶対に手は出さないと誓いながら上を目指します。
六合目を過ぎると森林限界を超え視界が広がり、頭の上のほうに七、八、本八、頂上の小屋が見渡せます。

(頂上から見ても晴れていればこの辺までの人影は確認できます)

「高い!」
上を見るときりがないので、足元を見ながら上り続けます。
私の上り方は超がにまたスタイル!
私は足首がとても硬いので、真直ぐ着地すると少しの上り坂でもかかとが着かないのです。
つまりバレリーナみたいにずーっとかかとをつけないで1700mも上る羽目になるので、
もともとがにまた歩きの関ちゃんの姿をヒントに発見した上り方で、
膝を思いっきり外に出して、靴の内エッジ全体で地面に着地し、体を左右に揺さぶるようにして上っています。
水の消費は15分ごとに一口と決めてとるようにしました。


七合目に着いたのは午前10時10分、
腰を下ろしました。
カロリーメイトと羊羹を口に押し込んで飲み込んだ後に水で流す、そんな感じです。
座っていると気温はけっこう涼しく、濡れた衣装が冷たくなってきたので
5分ほどで出発しました。
歩き出すとまた暑くなってきます。
けれど風が少しあるせいか、発汗量より服からの蒸発量が上回るようになってきて、服が乾いてきました。
相変わらずいい天気で、日差しは強いようです。
首筋が日焼けで痛くなってきました。


七合目から八合目、八合目から本八合目まではそれぞれ30ほどでたどり着くのですが、この季節にしてはけっこうな人手で驚きました。今年は夏が遅かったからでしょうか、ホタルが出るのも一ヶ月ほど遅れてので、登山客も同じように遅れたのかなぁ。
本八合目に着く直前から体調がきつくなってきました。
2分ほど上ると立ち止まるようになってきて、指先にも軽い痺れが、さらにふくらはぎにも痙攣が…
どうも脱水症状のようでまずい感じ、リュックには残る水は600ml、がぶ飲みできる量はありません。
仕方ないので本八合目の小屋でお茶を買いました。\500です…
腰を下ろして、口の中でカロリーメイトや羊羹をお茶で溶かしながら、よ〜く味わっていただきました。
しばらく休んでいると、何か回復したみたいなので、出発!
最後の岩盤地帯も程なく通過して午後0時10分登頂いたしました。

頂上で立ち止まるとけっこう寒くて、すぐにウィンドブレーカーとぺらぺらナイロンズボンをはいて手袋をつけて菓子パンとビールのミニカンで乾杯となりました。
でも、これがいけなかった…