富士山へ

team10802006-09-10

たいした用意もしてなくって、忘れ物が心配でしたが
車で御殿場に向けて出発、
午前6時には御殿場ICを下りて箱根側にある平和公園駐車場に到着しました。
車中、関ちゃんから「やっぱり行くことにしました〜」と電話があり電車で向かっているとのこと。
電車が御殿場に着くのが午前8時前なのでハンディ2時間というところで午前6時20分に出発しました。
ドルバックには500mlのペットボトル4本と下山用のスパッツをいれ、リュックには登山靴と着替えとウィンドブレーカーと食料とけっこう重装備になりました。
出発してすぐに汗が噴出してきます。
この時間から、こんな暑くてどうなるんでしょう。

かなりゆっくり目のペースで須走のアザミライン入り口に着いたのは午前7時少し前頃、これから地獄が始まります。
まずは真直ぐな上りが3kmほど続きます。斜度は6〜8%ぐらいでしょうか、とにかくゆっくり上ります。
ほとんど心拍も上がらない状態で3km過ぎの最初のカーブ区間に入ります。
この区間に入るところの標識は『10%』と出ていますが、体感的には8%ぐらいな感じ、この区間もゆっくりと走ります。道はけっこうガタガタですがとっても広いのでコースが選べて苦になりません。
それほど息も上がらないで6kmを過ぎます。
道がとたんに狭くなると斜度が一気にきつくなってきました。
ギアは即39×32、とりあえずは路肩付近を真直ぐ走れていました。
しかしそれも1kmほどで不可能に、
大きく蛇行をして上っていきます。
車が来なければ道幅一杯を使って、
後ろから車が来た時は、反対車線で蛇行、
とにかく真直ぐ走ることは不可能になってしまいました。
「8.4kmまではがんばろう、そこからは斜度が落ち着くはず…」
と、過去の記憶をたどって頑張ります。
そして8.4km通過、
確かに斜度はゆるくなりました。
けれどすぐにまた激坂が…
記憶違いなのか、力を使い切ってしまったのか、それとも力が衰えたのか…
39×32のまま五合目に着いたのは午前8時20分、
すでに両足には痙攣が始まっておりました。


観光案内所の裏手に自転車を止めて、登山の準備を始めます。
自転車の時に来ていた服や靴下は汗でずぶぬれで滴っているので
全部脱いで着替えます。
濡れた衣装はしぼって自転車にかけて干しておいて、帰りまでに乾いてもらう予定。
パンを一つボトルの残り少ない水で流し込んで、五合目の登山口に向かったのは到着してから10分後の午前8時30分でした。