今週も京都へ

京都日帰り弾丸ツアーです。


桂離宮の見学がやっと当たりましたので、行っちゃいます、
それ以外にももう一つ楽しみがあるのですが…


8:40より受付開始なのでそれに間に合うように、
6:00品川駅発ののぞみ99号を選択、
これだと6:00東京駅発のぞみ1号より6分早く京都に着けるんですね、
でも、駅弁の選択範囲はとっても少なくなってしまうので
食いしん坊は東京駅発をえらんでしまうんですね。

今回の駅弁は『貝づくし弁当』けっこう当たりでした。


8:05定刻に京都駅着、
大急ぎで自転車を組み立てしょっぱなから全開走行、
が、次の瞬間ライトが脱落!
なんと、ブラケットのボルトが折れちゃっていますよ、
とりあえずライトをリュックに押し込んで
全開走行再開、
距離にして6kmしかないので十分間に合うのですが
私の目的はここ、
門前にある中村軒の麦て餅&かつら饅頭、

とにかく歯ざわりがなめらかで、
あんの香りときな粉の香りが良くって
とっても美味なんです。


桂離宮はガイドさんに着いての見学となります、
さらに最後尾には管理の方が厳しく監視をされております、

広大な敷地の中にお茶室が点在しているのですが、
放っておくと貪らしくなりがちな茶店
お金に糸目を付けずに修復しているので
とっても見栄えが良く、
雨樋だって竹と木材で作っていて、
当然のように釘の姿などどこにも見えません、


順路もお庭の中に入ると敷石の上を歩いていくのですが
その敷石の安定感のいいこと、
おそらく板状のものではなくってほとんどが土の下に埋まっている
立方体の石なのだろうと容易に想像がつきます。


説明されなければ分からない贅沢っていうのでしょうか、
凡人には見分けがつかないような無駄遣いの世界があった気がします。
(文化は無駄遣いから生まれると思っています)
でも、隅々まで良いものを使っていることが素人にもわかります、
気品があるのに全く空きがないという感じ、
空気感が伝わります。


1時間の見学の後には酒樽が気になる梅宮神社にお参り、

さらになんとかの道とかいう激狭府道を北上して

車折神社

民家の間を抜けて鹿王院

嵐山を避けるように北上、大覚寺

清滝道を北上して化野念仏寺、


ライトを脱落してしまっているので旧道の劇坂を上って清滝へ、
でも、このへんの紅葉は終わっていました、
清滝から東海自然歩道を歩いて神護寺へ、
35年前に走ったときは階段以外走れた気がしていたのですが、
今回は人が多すぎて押し一辺倒になりました、
清滝同様錦雲渓も紅葉の見頃はおしまいでした。

神護寺へは裏街道の激坂ヒルクライム
とっても弱っている自分を認識しました。

こちらも見頃は過ぎてしまってました、
しっかり厄除けに皿は飛ばしてきましたよ。


西明寺はパスして高山寺へ、
入口で入山料か…
昔は境内は自由に入れて、
ツルツルにすり減った階段をぶらぶらしてたっけ、
鳥獣戯画の模写のある石水院も当然有料、
でも、ここで見る鳥獣戯画何度見ても楽しい、
開け放たれた空間も
一週間前だったらさぞ綺麗だったろう。


本物の紅葉がおしまいなら『花の天井』で紅葉を見ようと周山街道を東へ、
平岡八幡へ向かいます、

途中の峠はしっかり見頃になっておりました、
で、肝心の平岡八幡の特別公開は11月30日、なんと昨日でおしまい(涙)

客待ちのタクシーが延々と並んでいる仁和寺を通過し、
駐車場待ちの観光バスで渋滞がおこっている龍安寺を通過して、
金閣寺も方丈が特別公開だけれど
人の波に揉まれるのは辛いので通過して、


北山通りの鴨川を渡る手前、
『しののめ』で土産におじゃこと昆布を買って、
再び北山通りに戻ろうと信号待ちをしていると、
ふと目に入ったケーキ屋さん?パン屋さん?

これはレーパンの限界に挑戦しなければとご入店〜
店内には美味しそうなプチフールとタルトがいっぱい、
で、真っ先に目についたバナナのタルトとタルトタタンをお買い上げ
鴨川に降りていただいちゃいました、
これがめちゃめちゃ美味しい!
皮はサクサクでものすごく軽くって、
バナナもりんごもとっても香り高くって最高〜
いままで京都で食べたタルトで一番美味しい!
甘さは抑え目ですがそれを許しちゃうくらい美味しかったです。


かなり元気になってきたので鷲森神社へ

年々人が増えております。


そのまま上って曼殊院へ、
そこは団体観光客の嵐…
さらにその中の団体が下り始めている!
間違えなく行き先は私と同じ圓光寺
団体を「すいませ〜ん、自転車通りま〜す」と言葉では優しく
気持ちは必死で団体を追い越していきます。
団体を決して嫌っているわけではないのですが、
問題はその密集具合なんです、
個人の参拝の場合はいくら混んでいても
お互いの空間というかいい具合のスペースが出来ていて
お参りや鑑賞に不自由は感じないのですが、
集団はここのスペースを潰して密集していることが多く、
なんにも見えなくなってしまう、暗幕みたいな存在なんですね、


いくつもの旗をもったお姉さんを追い越して圓光寺へ、
幸い団体客は押し寄せておりませんでしたが
外から縁側に座り込むお客さんが次々…
奥の畳の部屋からカメラを構えるみなさんは苦笑い、
「4時位まで待ってみます」というお隣さんに失礼して
縁側から写真を撮らせていただいて終了〜
靴を履いていると大声の波が押し寄せてきましたよ、
そそくさと退散〜
関所の前には信じられない数の団体客の列が…
ツアー会社もお寺のキャパ考えないと大変なことになっちゃいそう。
圓光寺から下る途中の『一乗寺下り松』もすごい人
ここに人が群がっているところを見たことがないのでびっくり!
すぐそばに大型バスの駐車場が出来ちゃったんですね。


そのまま白川通りを銀閣寺へ、

庭園の鑑賞は激混みですが、
こちらも本日の目的は書院の特別公開、¥1000‐なり、
が、次のご案内まで30分待ちだと〜、
諦めて人の流れに乗って退散、


法然院安楽寺をチラ見して真如堂へ、
こちらも特別公開、曼荼羅&仏像&お庭です。

期待していなかった十六羅漢の彩色が綺麗で結構感動、
ちょっと得した気分です。
お庭は借景を用いていていい感じ、
山の稜線を涅槃仏の姿に投影しているとか、

また重森家最新のお庭も拝見できてさらに得した気分でした。


すぐ隣りの金戒光明寺もお庭が特別公開、

こちらは回遊式庭園、
ちょうど紅葉が綺麗で、足元に亀がいる演出も可愛かったです。
また、襖絵やお堂中についてそれぞれ説明員が着いて
これもまた、楽しかったです。


日も暮れてきました、
コンビニでセロテープを買って、
ヘッドライトをハンドルにぐるぐる巻にして固定、
ライトオンで錦市場へ、

自転車は近所の大丸の立派な駐輪場に止めました。
錦市場ではお土産を次々購入、
昨日テレビで放送された焼き栗屋さんは長蛇の列、
(いままで並んだことなかったのに)
売り切れ直前に購入できました。


次に向かったのが四条通りを一直線、
八坂神社前の祇園いづ重、

今日から蒸し寿司解禁なのでした。
蓋を開けて箸を指した時の柔らかさったら、
他に比べるものがないくらいふっくらしていて
たまりません。


帰りの新幹線はおとなしく志津屋のサンドイッチと
錦市場で買った黄身あんぱんとチョココロッケとなりました。