京都弾丸ツアー新緑の巻

連休中にinainaさんにいただいた京都の本を読みふけっていたら
新緑の庭もいいかな〜なんて思ってしまいまして、
またしても弾丸ツアー決行となりました。
今回のお供は20インチのミニベロ、

フレーム&ホイールは中国製、コンポは10年前のシマノ9速を流用です。


6:00品川発ののぞみ99号に飛び乗って、一杯やって一眠り、

8:04に京都到着、今日の八条口は修学旅行でいっぱいでした。


先ずは堀川通りを北上、まるき製パン所で補給食を購入、

そのまま千本出水まで北上して光清寺へ、
前回は門が閉じられていましたが、ちょうど庭師の方が手入れされていたので
声をかけると快く拝観させていただくことができました。

今日は七福神めぐりもしてみようかなということで
御所の近辺の
皮堂(寿老神)

護浄院(福禄寿)

妙音弁財(天弁財天)

近所の出町ふたばで豆餅も補給用に購入、

鴨川に降りてひたすら北上、目指すは正伝寺です。
鴨川を離脱したあとに軽くヒルクライム、結構汗かいてます。
比叡山を借景にしたお庭は重森三玲さん作

残念ながら山はちょっともやっていましたし、七五三のツツジもまだ早かったもよう、
庭の雰囲気も他の作風と異なり、かなりおとなしめな感じ、
でも、とにかく遮るものがなくってとっても明るい雰囲気、
私は比叡山を見るとなぜか涅槃仏に見えてしまって(まずいのかな…)
控えめに花が手向けられているようでとってもいい雰囲気でした。

上賀茂神社から社家を眺めながら太田神社へ、

沢山のカメラマンがアヤメのの撮影に訪れていました。

大田神社からさらに北上して25%の坂を上って圓通寺へ

こちらも比叡山を借景にした庭で有名です。

比叡山うつってないですね…)
個人的には生垣の外の木々が育ちすぎてしまっている気がしていて
そのため比叡山を拝める角度が限定されてしまい、
拝観者がみんなそちらのスミに固まっていて変な感じ、
とっても広い額縁なのにもったいない気がします。

さらに北上して妙満寺

ここの雪の庭、言葉にできないくらい素晴らしい!!!

とにかくコントラストが鮮烈で、でもなんで雪なんだろう…
私のイメージは夏なんだけれどな。

本堂はきれいに修復されていて彩色が眩しいです、
でも、ここの一番のウリはやはり本堂からの比叡山の眺め、

お釈迦様が大きく見えます。

さらに北上して実相院、

床紅葉で有名です、今は床緑、
撮影は厳禁です、監視カメラでしっかり見ています、
写真を取ろうとした老人に係員がとんできました。

岩倉具視邸もチラ見して、

水路沿いを巡りながら高野川沿いの蓮華寺は苔の緑がとっても綺麗、

本堂の要石も凝った作り、

八瀬比叡山口駅から瑠璃光院、今日は特別公開です。
北向きの傾斜地に建てられた不思議な空間、

誰かさんの密会の場所だったのかしら、

ここから赤山禅院まではダート走行あり、
20インチだとホイール周りが軽すぎて跳ねるし、
とにかくブレーキが効かない!中華カーボンの剛性不足が如実に出た感じ、
ダッチロール状態でなんとか到着、
ここも七福神赤山禅院(福禄寿)

ここには大きな数珠をくぐる大茅の輪くぐりのような所があるのですが、
数珠がアクリルでカバーされていて不思議な感じでした。

山を下って北山通りから五山の送り火『法』直下の妙円寺(大黒天)

ここも七福神です。

北山通りを激走してしののめでおじゃこ購入、
(ちょっと中毒気味)

烏丸通りを南下して
やおいそでフルーツサンド購入
(前回と一緒だ〜)
さらに下って丸太町通りの植村義次さんで

予約しておいたすはまと押し物を購入して
丸太町通りを西に向かいます、
目指すは嵯峨は天龍寺塔頭、宝厳院
ここの庭は結構前に是非見てきたほうがいいと言われていて
毎回、時間がなくて届かなかったところ
今回も結構おしていまして、途中全開走行、
天龍寺についた頃にはハンガーノック状態に陥り、
門前をそのままスルーして桂川の遊歩道に降りてフルーツサンドで回復、

元気になってから宝厳院へ、


回遊式の庭はたしかに訳も分からず綺麗、
巨石を配してあったり、茅や竹での生垣が萠
小川の流れも心地よく、とっても贅沢な空間、
説明もいたるところにあって分かりやすい、
天龍寺の庭もものすごいけれど、
こちらも負けてはいない、
天龍寺が光を取り込むための明るさがあるのなら、
こちらは深呼吸するための緑に溢れています、
これてよかった〜

渡月橋を渡って松尾大社へ、
重森三玲さん最期の作品を拝観しに行きます。

正直ぶっ飛びましたよ、
あまりのスケールのでかさに言葉もありません、
庭石の大きさと数の凄さもさることながら
細かいところまで凝った作りをしていて、
庭の隅っこだけでも十分に一つの作品になってしまいそうです、

朝一番に見た正伝寺とあまりに対照的な作風、
昨年伊八めぐりをしていたとき同様、
作風を重ねて思う楽しみが出来てきました、

しかし、余りにも作品が大きすぎてしまって、
手入れが全く届いていないもよう、
松尾大社をもってもここまでなのかって思ってしまいました、
そう考えると宮内庁は良いも悪いも両方の意味で凄いなって思いました。

とりあえずミッションはこれで終了、
少し時間ができましたので17:20までOKの東寺(毘沙門天)へGO〜
ここも七福神でした。
桂離宮の門前の中村軒きんつばとわらび餅と草餅と上用饅頭と…
(リュックが満員だ〜)

東寺はやはり観智院、
ここも重森三玲さんのマンガチックな庭があります、

弘法大師さんが唐から帰国を目指しているときに
海の神々に守られている様子を描いているそうです、
本当、凄い人だな〜
こんど三玲美術館に行くのが楽しみになってきました。

久しぶりに東寺の有料エリアに入りました、
しだれ桜ももう青々しています、

東寺は京都では数少ない土足のまま入れるお寺
金堂も講堂も食堂も土足ではいれます、
(奈良では普通なのですが)
すがる思いが強いときには訪れてしまいます。

今日は五重の塔も内部公開中、とっても混んでいました。

時間が17時を回っていたので京都駅を通過して
そのまま小路をつないで六角堂近くの御射山公園の駐輪場へ
ここは多分1時間無料のはず、

錦小路でいつものようにお土産&食料を買って
(今回は鱧ずし、豆乳ドーナッツ、奈良漬、うに焼き、焼き栗、)
試飲を少々して、チンドラの七味ソフトをいただいて終了、

荷物をいっぱいにして京都駅に向かいました、

あっ、輪行も前に銭湯によってさっぱりして帰ろう。


最後の最後で…
輪行してさあ新幹線に乗り込もうとしたところ、
ショルダーベルトの金具で治りかかっていた左腕のかさぶたをはがしてしまい大出血大会、
BRM430の反省で大きな絆創膏を沢山持っていたので事なきを終えましたが
とっても寂しい思いをしましたよ。