この国は

放射線被曝量の基準を引き上げる動きがあるようです。
しょうじき、どうでもいいことだけれど
この国はどこへ向かおうとしているんでしょう…


基準値というものは当然安全域が設けられているわけで、
それを厳しいとか、多めに見ても大丈夫とか言うわけです、
まあ、自動車の速度規制みたいなもんですかね。


でも、この基準ってあらゆることを想定して
さらに乳幼児等、発達が未熟で放射能の感受性が高い人にも適用できるようにしていて、
さらに、肉体的な弱者にも適応して大丈夫な数値なわけ、


それを20倍にするって言う…


乳幼児に法律では1ミリシーベルト以上被曝させてはいけなかったのが、一挙に20倍、
50ccのバイクの最高速度が30km/hだったのが、
一挙に制限時速が600km/hになったということ。


つまり、制限時速が600km/hになったところで
交通事故で死ぬのは1000人に5人以下だから、
法律はあなたがスピードが原因で
バイク事故を起こして死のうがどうしようが
勝手にすればってことになるってこと、


そう、自己責任、
登山にたとえるなら
遭難するのは1000人に5人以下だから、
好きな格好で好きな装備で山に入って結構、
入山手続きなんてしませんからどうぞご自由にって感じ、
それでいいのかな???


まあ、多くの健康な大人は
自分の尺度しか持とうとしないし、
自分がよければそれでいいみたいなんだろうな、


でも、乳幼児は自分で判断できないんですよ。


知り合いで大病をして、
検査で大量の放射線を浴びて、
治療でも浴びて、
明らかに、一般の人より被曝閾値がかなり低いはずなのに、
周りの健康な人は大丈夫大丈夫って
本人も聞く耳持たず、
私が心配したところで耳ざわりのいいほうがいいんだろうな、


「冷戦時代の放射線量は…」というコメントはよく耳にします、
だから大丈夫って言うけれど、
私はだからがんが死亡率のトップの病になったのではって思うのです。
まあ学問としては有意の差が全てなのでしょうが、
人間を実験台に上げているような統計なんてくそくらいです。


この国はどこへ向かおうとしているのだろう、
弱者を切り捨てて
優秀な人々が生き残った国家にしたいのか?


昨日行った京都では寺社にお参りするたびにお祈りしました、
「8年後、8歳になった福島東部の全ての子供たちが健康でありますように」