TEAM HIRAIZUMI一日目

team10802008-04-19

朝、6時に目を覚まして、ホテルの窓から道路を見ますと、
しっかり乾いています!
やったー!低気圧通過!


とっとと着替えをして、
新幹線で来るときに着てきたぼろGパンとフリースはごみ箱に捨ててしまって、
コンビニで昨晩買ったおにぎりで朝食を済ませて出発です。


で、外に出るとざーざーの雨…
6時に見たあの道路は何だったのでしょう、夢だったのかしら?
気温もけっこう低めなので、
部屋に戻ってフリースを取ってこようか一瞬迷いましたが、
嘆いても仕方ないのでとっとと出発、目指すは平泉、中尊寺です。
(この判断の甘さが後々私をつらい修行の世界へと導くのでした)


ちょうど桜が見ごろの中尊寺で観光を楽しんでいるとTEAM HIRAIZUMIからメールが、
「スタート地点のコンビニが閉店していましたので平泉駅に集合です」
ということで、早めに観光を切り上げてお土産を買って、集合場所に9時20分に到着です。


駅舎の外には見覚えある外車が4台、皆さん全員おそろいです。
今回のメンバーは、リーダーのkskさん、たけさん、じんじんさん、
そして今年還暦のスーパー年長者のk藤さま!
かなりすごい面子です。


早速ブルベカードに住所とPCの名前を書き込んで、
平泉駅のスタンプ?を押して、スタートまでまだまだ20分、
ひまだ〜、キオスクのレシートに時刻表示があるそうなので
ココのレシートをスタート用に使うことにしました。
時間が来るまでキオスクの中をうろうろ、
10:00ぴったりに南部せんべいをお会計して、レシートをゲット、
いよいよ24時間、457kmの久しぶりの集団旅行が始まります。


初めっから、k藤さんが先頭を引きます。
続いて道案内をするためにじんじんさんとたけさんが後ろを固めます。
私はその後、最後尾にリーダーkskさんという布陣で進みます。
雨は相変わらずざーざーぶり、たまに雨脚が弱まって期待させてくれますが、
すぐまた激しく振ってきます。
一ノ関までは街中を走ってきましたが、街中を抜けると交通量もぐっと減って、
緩やかなアップダウンの田舎道、まるでPBPのコースそのままのようです。
役80kmを三時間を切る勢いでPC1の松島に到着、
雨が上がり雲が切れ、一瞬青空が見えました。


PCで自転車を降りるととたんに寒気とふるえが襲ってきました。
この気候に対して、クールアンダー&半そでジャージ&アームカバー&薄手のレインウェアーではあまりに薄着かも…
でも、雨もやみそうだしもう少しこのままで走ることにしました。


30分ほど、休憩をして出発、
時間も十分あるので予定通り100km地点の牛タン屋さんによることにしました。
松島をぬけるとまたしても雨脚が強くなってきました。
完全に土砂降り状態、道路も水溜りだらけです。
仙台付近は街中をずっと走るのでけっこうストレスがかかる感じ、
でも、そんなときに会長&姫&k藤ママの乗った車が対向を通過、
さらに戻ってきて併走、
とってもどうもありがとうございます。
つらい走りがちょっとの間、笑顔になりました。


仙台の郊外にある牛タン屋さんに着くころには全身びしょびしょのどろどろ、
けっこうお客さんも多くって席待ち状態でしたが、
食べるとみんな決めていたので、しっかり牛タンいただきました。
ただ、残念なことにkskさんがめまいがひどくってリタイアすることに、
スタートしてすぐにめまいを訴えていて、みんな心配していたのですが、
自転車に乗れる状態ではないらしく、仙台から新幹線でどなどなすることになりました。
とっても残念、早くよくなってください。


牛タン屋さんからは交通量も少なくなり、寒さをこらえながら小さなアップダウンをこなして行きます。
このときの心配事は、寒いときはトイレが凄く近くなってしまうこと、
下手をすると30分おきにもよおしてしまいます。
先頭はず〜っとk藤さま、軽く走って下さっているのでしょうがとってもいいペース、
私には決して作れないペースなので、ずっとお願いすることに、多分ゴールまでこのままでしょう。
自分はトラブルが起こったときにそこにつくつもりで後方待機です。
(楽をしているだけとも言いますかな?)
快調に進むTEAM HIRAIZUMIですが、途中の電光掲示板に気になる掲示が、
「大雨のためR349は交通止め」
交通止めは自転車はOK!って、それは林道の話、かなりやばいかも…
でもいけるとこまで行って見ましょう、前進あるのみということで進みますと、
やっぱり通行止め、交通整理のおばさんが気の毒がってくれて、
「お昼ぐらいにも4人n自転車の人が来たのだけれど、自己責任でということなら先に進んでもいいですよ」
って言ってくらました。
「自己責任」って言う言葉にみんな顔を見合わせてニヤッ、
TEAM SENDAI使っちゃいましたね。


おばさんと話をしているときから限界が近づいていたのですが、
通行止め区間に入っってすぐにトイレ休憩をいただきました。
トイレ中に視界に入った阿武隈川はかなりの増水&濁流で
見てはいけないものを見てしまったとわれながら後悔しきりでした。


かなりの軽量化後、走り始めてすぐにじんじんさんがパンクです。
やっと私の出番と、タイヤレバーを取り出して、タイヤとチューブの取り外しにかかります。
後はじんじんさんに任せて、修理完了〜のはずでしたが、
走り出してまたしてもパンク、
実はタイヤサイドが破れていてそれに気づいていませんでした、
ごめんね、じんじんさん。


日が暮れはじめている阿武隈川沿いを濁流の恐怖に慄きながら進み、
街中に入ると、ほぼ190kmPC2の福島駅近くのコンビニに一時間ほどの貯金を作って到着です。
時刻は午後7時ぐらい、夕飯時の今日のメニューは
肉まん&こぶおにぎり&プリン&コーヒーとなりました。
寒い日のメニューは大体こんな感じです。
日が暮れて、寒さもさらに酷くなってきたので、
超薄のウィンドブレーカーを重ね着して、背中とお腹に新聞紙を入れてしのぐことにしました。
でも、走っていないと寒くてぶるぶる震えてしまいます。


ここも30分ほどの休憩でスタート、阿武隈川沿いの静かな道を進みます。
この区間は約90km、どうがんばっても一回はトイレ休憩が必要かな、なんて思っていると、
走り出して一時間もするとまたしても尿意が襲ってきました。
せめて二時間まではこらえようと走りますが、
そろそろ限界かな〜と思い始めてときに、k藤さんがパンクです。
皆さんには申し訳ないのですが、正直チョ〜ラッキ〜、
すぐにタイヤ&チューブをはずして後はお任せ、
直ちにトイレに向かわさせていただきました。
でも、ここでも見ちゃったんです、目の前の濁流を…
この後、河側には怖くて全く寄れなくなってしまいました。


270km地点の白河のコンビニには午後11時に到着、
この区間の設定がAve24kmほどだったにもかかわらず、
またしても一時間の早着、k藤さん最強です。
お腹と背中に入れた新聞紙は水分を吸ってぐちゃぐちゃ、
新しいものと交換します。
ここにきて先週の風邪の影響でしょうか、胃の具合もつらくなってきて
食べ物も肉まんを抜きにして、コーヒーも紅茶に変更です。


ここも30分ほどで走りだします。
雨は相変わらず、でも少し小降りになったかな?
走り始めてしばらくして今回のルートの最高地点を通過したころ、
日付が20日に変わっていました。