BRM427岡山600km2日目

走り出しても腹痛は収まりません、
止まっても一緒だし、前傾をしている方がまだましなので走り続けます、
そんな状態なので120km地点のPC1もほとんど記憶がなく
夜が明けてしばらくして
通過チェックのひょうた君への10kmヒルクライム地点へ到着、
しかし、我慢も限界なので300m先の道の駅で軽量化してから上りに入ります、
10kmのヒルクライムですが一気に上がっているのは5kmぐらい、
なんとか上りきれました、
しかし、下りの振動がつらい…
くだり終わって再び道の駅のトイレに飛び込みました、


日が出ると一気に気温が上がります、
道の駅でウィンドブレーカーを脱いで出発、
ひたすらアップダウンをこなしながら240km地点のPC2、
トイレに飛び込みますが出るものは水分のみ、
とにかく水分とらなくっちゃ、


ライトの電池を変えていると後続の方が到着、
彼は400km地点に宿をとっているそうです。


街中の一瞬の平地以外、ひたすらアップダウン、
でも、そのアップダウンの傾向もちょっと見えてきました、
上りの形は3種類
明らかな峠の上りは300〜400mアップ、
それ以外は100m前後のアップダウン、ビーフライン風、
そしてダンシング100回以下のPBP教会のぼり風、
これの組み合わせって感じでいいと思います、
お腹は痛いけれど明るいときは走りやすいです。


11時過ぎに蒜山到着、気温25℃…暑いです…
しかし、名だたる焼きそば屋さんはすでに行列ができています、
なのでスーパーのイートインで焼きそばを食しましたよ、


ここからはビーフライン&直線上りのコンビネーション、
駐車場渋滞の脇をすり抜けて通過チェックのみるくの里到着、
まっすぐ下ってPC3、ここからは国道走行、一息入れられるかな、
なんて思っていたらすごい向かい風、
さらに路肩が狭く、
夕日に照らされた路面は全面ガラス片がキラキラ輝いています、
案の定後輪にガラス片が刺さってパンク、
タイヤにはすでに5つのガラス片が刺さっていました、
そして、おもむろに勾配は上がって400mアップの峠道、
国道だったのに…完全に予定外ででした、


PC4からはゆるゆる区間、距離も50km以下なので楽に走れる予定でした、
PCを出てすぐに国道を離れるとやばい雰囲気、
全く交通量がなくひたすらアップダウン、
日が暮れると真っ暗、気温も一気に下がってきました、
田んぼと田んぼをつなぐようなアップダウン、
下りきるとカエルの大合唱が迎えてくれます、
下りきった所のグレーチングに乗った瞬間、
ヘルメットライトが消えてしまいましたよ!
真っ暗な中、ヘッドライトの光を頼りに分解してみると、
スイッチ代わりになっている基盤から伸びている鉄板が折れていましたよ、
完全にジエンド、
残り200?ヘルメットライトなしに走らなければなりません、
かなりブルー、さらに止まっていたために寒くなってしまいました、
ウィンドブレーカー下にフリースアンダーを着込んでお腹には新聞紙を入れました、
周りは動物だらけ、鹿はジグサグに走るし、イノシシはUターンしてくるし、
テン?や猫は道の真ん中で止まっちゃうし、蛇は進まないし、
大きな蛙はまっすぐ飛ばないし、たまに街灯があれば大きなカゲロウだらけだし、
でも、その環境に結構なれちゃうんですね、
普通に走っちゃっていますよ、


なんて喜んでいるとヘッドライトが一つ消えてしまった…
もう一方のヘッドライトを外して照らしながらチェックすると
電池ケース側とヘッド側をつなぐロックが割れてしまっている、
なので電池を抑える力が足りなくって瞬脱してしまっている模様
こんなこともあろうかとスペアのヘッドライトを持ってきましたよ、
電池を入れて交換終了、無事点灯したので先を急ぎます、
なんて思いながら走り出すとすぐにもう片っ方も消灯しちゃった、
同じようにチェックすると同じところが破損していた、
EL-510は使い始めてすでに7年、
この場所は補強しないとってずっと思っていましたが
後悔先に立たずです、
こちらはビニールテープでぐるぐる巻きにしてヘッドと電池ケースを固定して
再出発、なんだかんだライトトラブルで1時間の停止していました、
体はすっかり冷え切ってしまいぶるぶる震えながら走ることに、
もう着るものは残っていません、


次のPCまで15kmで街中に降りてきました、
しかし川沿いの道はすごく冷えていて異常に寒い…
振動でビニールテープ巻のランプは消灯、
以後1灯で走ることになりました、


PC5打は長めの休憩、
新聞紙を追加して、
補給食も多めに積んで出発、
次の区間はすごい楽しみにしていた吹屋のべんがらの里が待っています、


町を抜けるとすぐに真っ暗、
延々アップダウンが続きます、
次第には車一台がやっとの林道状態に、轍以外は落石があふれています、
くそ、ライト一灯では本当に苦しい、
上りも下りも同じぐらいのスピードしか出せません、


延々人気のない渓谷沿いの道を抜けるといよいよ吹屋への上り、
すごく気ははやりますがいかんせん傾斜がきつい、
街灯が目の前に見えたころ時計は0時を超えていました。