SR600Kanto Nord 2日目

バス停で目覚めると外は結構寒いです、
カッパと指付きグローブに交換、
実際の上りは峠から10km位からでしょうか
専有状態の道をゆるゆると上っていきます、
既にシッティングでのギアは34×32、ダンシングで34×24
これを交互に繰り返して
斜度の変化に結構気を使って
道幅いっぱいにラインを変えながら上ります
バックグラウンドには無数の鹿の鳴き声と
動物が薮をかき分ける音が支配しています、


そこそこ息が上がってきて湯気で体の周りが白く見えるようになってきました、
最後の上りをダンシングで上りきって
334km地点の頂上で足を止めて周りを見渡すと
周囲は真っ白…
最初メガネが曇ったかと思い、メガネをとっても真っ白、
かなりえげつない、それも気温低めの霧が立ち込めていました、


峠の標柱前で通過証明写真、01:45なり

でも霧でなかなかうまく写らないや



写真撮っているあいだに冷えてきちゃいました、
汗を吸い取るために背中とお腹に新聞紙を入れて
極薄ダウンもカッパの下に忍ばせて下り開始、


降り始めてすぐに鹿アタック!
かなりやばかったです、
さらに小動物横断が続き
ブレーキ持つ指に力がかかります、


ひたすら下って千曲川沿いのR117へ
この国道から湯田中までが自分ではキーポイントだと思っているのですが
案の定ペースは上がることなく、逆にどん底まで下がってしまいました、
R117の路肩の荒れはいかんともしがたく
腰痛はかなり辛い状態、
さらにR403に入るとまたしても眠気が来ちゃいましたよ
しょうがないので高井富士のバス停で椅子に座って仮眠、


30分ぐらいでしょうか
とっても熟睡したようで目が冴えていますよ、
けれど力のなさは歴然でただクランクをゆっくり回しているだけ
湯田仲までの最後の上りも全く動けず32T入れっぱなし、
ついでに点けっぱなしのヘッドライトも消灯…
なんだよ電池なくなるの早くないか富士○さん、


なんとか4時代で377km湯田中のコンビニ到着
出発を5時15分として大休止、
カッパとダウンと帽子を脱いで手袋も指切りに交換
背中とお腹から出した新聞紙は汗で色が変わっていましたが
インナーはすっかりドライになってました
雨でオイル切れしているチェーンにオイル補充
そうそうヘッドライトの電池も変えましょうかねエボルタなんかに、
朝ごはんは鳥から弁当、
今回初の油物行っちゃいました、
短い時間ですが目をつぶって休憩


時間になったら目薬さして05:15出発です、
先ずは湯田中からR292までの直登、
気負うことなくゆるゆる上ります、
R292の湯田中の側は長野オリンピックの時に道路を拡張したため
自ずと斜度が厳しくなってしまったところ
6〜7km/hぐらいしか出なくって情けない
いっぱい自転車乗りに抜かれちゃうんだろうななんて思いながら
昔の道の雰囲気を思い出していたりして、
そうそう『私をスキーに連れてって』の時代も
まだ昔の道だったよな、知らないよな〜


ジャイアントスキー場までが急になっちゃったので
昔の難所の蓮池からの上りがきつくないや、
さらにのぞきのつづら折れってこんなもんだったって感じ
やっぱり昔の狭い道は自転車に優しいとつくづく思いました、


渋峠到着ちびっと遅刻の08:05、雨じゃないのは久しぶりです、

下りは寒いのでカッパと指付き手袋に交換、
降り始めますがいかんせん車が多い、
昔だったらがんがん抜いちゃっていますが
もうそんな気なし、
車の後ろにずっとくっつきながら下ります、
カーブのローテーションが長くなる後半は
右ターン出口で後続を抜かさせて行く作戦でスムーズに
草津温泉から群馬大津まではツキイチで(8○km/h出てた?)
430km地点のコンビニには9時過ぎに到着しました、


ここで夏衣装に変身、日焼け止めも塗っておきましょう、
タイヤはエアが減ってきているようですが
逆に乗り心地がいいのでこのまま行くことにしちゃいました、
腰の痛みはかなり厳しくなってきたので痛み止め処方、
少しは和らいでくれるといいのですが


ここからはR145の旧道を行きます、
そう八ッ場ダムで沈んじゃう道、
来年にはルート変更されてしまうのかな、
街道沿いにはかなりの巨木があったりして
とっても残念なのですが、


途中吾妻線万座・鹿沢口の駅舎がすっかり綺麗になっているのにびっくり、
さらに沿線沿いにたくさんの撮り鉄が張り付いています、
この軌道敷も変更されるので見納めカウントダウンですかね、


道路は工事のための大型車が祭日返上で走り回っています、
既に吾妻渓谷は立ち入り禁止になっていて
川原湯温泉のアプローチの道路脇にはぶっとい橋脚の柱が刺さっていて
とっても寂しい気分になってしまいました、
八ッ場ダムの水なんて誰が使うんだろう…
上流では中和作業でヘドロまみれなのに
水の流れ止めたら堆積しちゃうんじゃないのかな


と思いを馳せながら榛名山上り開始、
K28はダートだった頃から知っていて
細かなコーナーの続くテクニカルコースで
斜度はそんなに感じなかったのでしたが
今はとっても広くってRのでかい峠道になっていましたよ、
バイクがやたらと練習していましたね
両側法面なのでこけても落ちる心配ないですから
当然傾斜はきつくなっていて32T使いっぱなし
風景は法面ばかりで面白みのない道になっていました、


榛名湖畔は結構な人出、
470km地点、対岸のやせおね峠で通過証明写真撮影12:06

ここから渋川までの下りは
車の量が半端なく多くってひたすら付きイチ、
伊香保温泉は片側通行で大渋滞、
車の脇はすり抜けせずひたすら順番を待ちましたよ、


この辺からR353に出るまでの区間はやたら道路工事で片側通行、
上りの区間が多くって足をつかわされます、
もうほとんどリンチ状態です、


R353は色々な観光施設があるので車も人もたくさんです、
車の急な左折や駐車場からの飛び出しは結構頻繁で
気を付けないと危ない時間帯みたいです、


下りに入って脇道のようなK333に左折すると
とっても静かな別世界の1.5車線
次にくるR122を前にして
ちょっとリラックスできました、


さてR122、正直嫌いな道、
道幅&路肩がせまくって荒れていて大型が多い、
嫌いな要素満載の道、


とにかく隅っこをゆるゆると
大型が後ろっから来て抜けない場合は
歩道に上がるか脇に止まる覚悟で進みます、


幸いいいタイミングで路側帯があったり歩道があったりして
止まることなく520km地点の道の駅『くろほね』14:48到着しました

通過証明写真をとってやたらお腹が空いていたので
パスタをかっこみ腰を下ろして一休み、
なんだかんだで15時半ぐらいまで休憩、
ホント全身筋肉痛、痛み止めとBCCA追加しました、


R122を苦しみながら27km、粕尾峠の上り口到着です、
ここはアプローチだけ改修されて中はほぼ昔のまま、
昔ラリーでペースノートで走っていたところ、
ここは今は遊歩道になっている細尾峠とともに
ヘアピンカーブと直線の連続でシグザグを描きながら急な斜面を上っていく峠道、
上りも下りも常に1.2.3速エンジン全開で
ブレーキローターも真っ赤にして走っていた
車の中がオイルとブレーキパットとタイヤの焼ける匂いで息苦しく
ブレーキペダルは信じれれないくらい熱くなっていました、
すごく懐かしくって楽しみ、


そのジグザグの始まりがとても道幅が広くなっていて
そこから見上げるガードレールの連続はとっても人工的で
まるで巨大なスタジアムに戦いを挑むみたいに
法面の上へ駆け上がって行く車の姿を追うことができて
すごく興奮したのを覚えています、


いよいよアプローチも終わりコースイン、
えっ、荒れている…
ほとんど手付かず状態かも、
かつての綺麗な舗装は跡形もなく舗装は荒れ放題、
近所にトンネルできちゃったのかな、
これも歴史の流れってことですかね、


小さなコーナーが連続していたところは
法面を削って真っ直ぐになっていたりしたけれど
でも、コースのほとんどは昔のまま、
覚えている自分も変な奴ですがとっても楽しい、
斜度も昔のままの道なので32Tは使わずに済みます、


峠の頂上でジャンプするのが恒例だったけれど
自転車じゃできないよね、
ここからさらに上って横根高原へ
周りが薄暗くなってきた18:12、
最終PC560km地点到着しました、

あとは下り基調、
あっという間に真っ暗になり鹿の鳴き声がこだましています、
(鹿が泣いているということは熊はいないということ?)
ライトを頼りに下り開始、
しかし、あまりの寒さに上り返しのところで一旦停車して
レッグ、アームウォーマー装着、
この間、すぐご近所で鹿が鳴いていて、
終いにはどうも角を木の幹に打ち付けている
「バキン!バキン!」という音が響き渡っていて
これって威嚇なのかってちょっとビビっていました、


とにかく下る、痛み止めも切れていて腰がメチャ痛む、
幸い舗装が綺麗なのでグレーチングと橋のつなぎ目だけ注意で行けそうな感じ、
もう強くはごげないのでゆるゆるのスピードですが
真っ暗な道にはちょうど良いかな


R282に出ればあと7km、
下りは終わってアップダウン、
あ〜全然こげない、止まりそう〜
インナー入れっぱなしでサイクリングセンターへ
駐車場のゲートにペダル引っ掛けてすべて台無しになりそうでしたが
とっさにクリート外れて足がつきました、


20:02なんとかゴール、605km(メーター616km迂回路使ったからね)

真っ暗な中、証明写真撮影して、本部にメールしておしまい、


駐車場には自分の車一台しかないことをいいことに
ボトルに水を組んできて外シャワー大会、
当然全裸???
下った先のコンビニで食料しこたま買い込んで帰路へ、
なせ急ぐか、
明日仕事だから…じゃなくって早くビールが飲みたいから


東北道に入る手前で右すねの筋肉が痙攣し始めて
アクセル踏めない大ピンチ、
あとはクルーズコントロール&アイサイトに任せて
千葉の出口まで全く足を動かさないで走行、
余分だよなって思っていたシステムだけれど思わぬところで役に立った、


23:00無事帰宅、
今日のビールとっても美味しい!