BRM321岡山600km

今回の岡山ブルベ春先なのでちょっとは手加減してくれると思いきや、
やっぱり獲得標高8500mオーバー!
かなりキツイです、


また昨日あたりから気候は暖かくなっていますが
内陸はまだまだ寒いとのこと
とりあえず装備は充実させておきましたよ、


出発時の衣装は上が夏用アンダーの上に冬物アンダー
薄手の起毛ジャージ、GTXレインウェア、
下は厚地のビブにレッグウォーマー、メルリウール靴下、裏起毛のシューズカバー、
さらに手袋は厚地の真冬用グローブ
上りだとちょっと着すぎですが下りではこのくらいは必要、
いやちょっと足りないくらい、
なのでちょうど真ん中取りました、
走りとしては上りを汗かかない程度に留めましょうって感じです、


0時スタート、
最初の河川敷区間で信号待ちやミスコースで集団がくっついたり離れたりして、20km過ぎには小集団になりました、
前の方についていましたが上りで汗をかきたくないので
とっとと脱落、単独走開始です、


吉備高原に入ると霧が深くなってきました、
メガネに数滴が着いて視界が悪くなっちゃいます、
上はGTX来ているので問題なしでですが
下はしっとりしちゃいます、


さらにギアの歯飛びはいかんともしがたく
トルクをかけないように軽いギアで
ダンシングも体重のみで力をかけないようにやってみました、


PC1で30時間ゴールの予定通過時刻より20分の貯金、
長く止まっていると体が冷えそうですので
プリンをかっこんですぐに出発です、
でも上りに入ると後続に次々パスされて結構辛い感じ
でも汗かいて下りで冷えちゃうダメージを考えると
ここは我慢ですかね、


蒜山が近づくにつれ道路の両脇に白いものが…
そこから溶け出した水で路面はウェットに
気温は2℃程度なので凍結の心配はないですが
霧はさらに深くなって
ヘルメットやレインウェアから水滴が滴るようになってきました、
下りの体感温度もさらに下がった状態で
15km超の長い蒜山からの下り、
途中温度が上がってくるのが分かりましたよ、


126km地点のPC2で貯金40分、
次のコンビニPCまで300km!
とりあえず途中にコンビニに寄るとして
おにぎり2個と身にチョコパン5コ入り、チョコバーひとつ
水も1.5L積み込んで出発、
ドルバック満タンです、


米子駅前から米子空港島根半島と向かいますが
すごい濃霧で全身しっとり、
気温は上がってきているのに日本海側に出るまで
レインウェアは脱げませんでした、


日本海側のアップダウンをこなしたあとは
広域農道のアップダウン、

標高差50mにも及ばない小さなアップダウンですが
それが延々25km続きます、
前半はダンシングで上っていたものの後半はバテバテに
気温も22℃まで上がってきて照り返しが辛いです、


十六島鼻の絶景に癒されて内陸に

昨年の1000kmで痛めつけられた三瓶山へ向かいます、
まだ雪残る三瓶山を一旦上り下って三瓶ダムへ
ここでの貯金は20分、ちょっと減っちゃいました、
さあ、ここからからもう一度上り返し、
えらくキツイですが参加者とすれ違えるので
気持ち的にはリセットできました、
すれちがえた方はAJ岡山の澤田さん、山口さんを含めた5名、
私の前後に2名いるので4時間の範囲に8人いる勘定です、
いっぱい私を抜いていった方々はどこに行ってしまったのでしょう?


県道40号線の冗談のようなトンネルを抜けて国道54号線へ
おそらく今回のルートで一番苦手なところだけれど
今回は大型少なくてちょっといいかも
でも抜いて行く時にあまりはらまないのは
雪の降るところのドライバーの特徴かもしれませんね、


ひたすら下って海抜が二桁になってから国道314号線へ
時刻も18時をすぎライト点灯です、
ここから岡山ブルベの名物おろちループの上りです、
気温も下がってきているの汗をかかないようにしないとね、


おろちループ手前1kmあたりから気温が急に下がってきました、
足回りも雨具履いて足先と手袋にホッカイロ挿入です、


ループの法面は雪で真っ白、
トンネル抜けるとそこはスキー場でしたよ、
もう寒いのなんのって15km下りの我慢大会、
で、標高も下がって傾斜も緩やかになる国道183号線に出れば
少しは寒さも収まると思いきや
この時期大きな川の川沿いは雪解け水ってこともあって
日が暮れるとえらく気温が下がってしまい
22時前ですでに0℃になってましたよ、
オロチより寒いんじゃないかい!


いつもPCになっている備後西条のポプラはスルーして次の区間
いつも20km/hアベレージが崩壊するところ、
たいした山はないのですが県道なのに広域農道のようなアップダウン
さらに真っ暗で星の美しさが際立って思わず見とれてしまう区間
まあ遅すぎてそんな感じになってしまうのですが
今回はおろちループの下りで筋肉固まってしまい
全く動かなくなっちゃいました、もう32T使いまくりです、
しかし今回はさらなるトラブルが、
なんとくだりきったところにあったグレーチングを通過した時に
その衝撃で下り用の中華ライトが消灯!
電池入れ直したばかりなので壊れちゃったっていうやつ、
時々衝撃があるとまたたきますがまるでダメになってしまいました、


なのでここからは下りもボルト300ミドルモードのみ、
当然次の東城川東のコンビニ(495km地点)には午前1時過ぎ到着、目標時間から30分遅れでになっちゃいました、
今回もここで崩壊、この区間のアベレージは16km/h…


動かしゃ痛いし全然動かなくなった筋肉、
ライトも1灯だけ、それもハイモードはランタイムの関係で使えません、
遅れることはしょうがないけれど
遅れないための努力はしましょうと
肉まんほおばってコンビニをあとにしました。


次の区間の吹屋へのルート、
以前よりルートがちょっと楽になりましたが
でもやっぱりきついしライト一灯では下れないな、
いつものミスコースはなかったのですが
この区間も遅れてしまって借金は1時間越え、
アベレージは17km/h、


でも、今回通過チェックで吹屋郵便局の写真を撮ったのですが

明るい時に来てみたいという欲求がさらに強くなっちゃって
ここを通過できただけでは満足できなくなってしまいました、


最後の区間は高梁からループ橋を上って吉備高原の広域農道でいじめられますが最後の20kmは川沿いの下り傾向のルート、
最後ぐらいは頑張りましょうと走り出しますが
すでにループ橋で気持ちは崩壊、
32Tに入っていました、


ループ橋が終わっても延々と上り続ける国道484号線、
結局10km上っているのですが標高は300mしか上っていない
それなのに32T使っているってどんだけ終わっているんだって話
もうよれよれなんですね、


賀陽IC付近で夜が明けました、
始めて明るい吉備高原を走ります、
いつもは先が見えない広域農道の上り、壁のように見えていた物も
頂上が見えれば気持ち的にすごく楽、
ずっと街路樹だと思っていた木々もただの雑木だったり
森の中だと思っていたのに所々に民家があったりと
結構楽しんで走っていました、


またか川から離れると結構暖かくって
レインズボンとホッカイロは外しました、


下界に降りたら足守川沿いを下流に向けて走ります、
日向は全然寒くないです、いい感じです、
暗いときは毎回ミスコースするところも全然OK
今回は迷うことなくゴール!
結局ほぼ1時間遅れの31時間23分で帰ってきました、


ものすごく疲れているけれど
やっぱり岡山のルート、面白すぎるな。