おせんころがし

team10802008-01-10

外房の行川アイランドと天津小湊の間には、
かつては交通の難所となっていましたおせんころがしがあります。
R128から見ると、海岸の絶壁に、
長さおよそ300m、幅1mほどの通路が切れ込みのように刻まれています。
いつかMTBを手に入れたら行ってみたいと、よく国道より眺めていました。

今回もR297の道の駅『ゆらたけの里おおたき』に車をデポして、
(朝食は千葉ブルベでおなじみのデイリーヤマザキの焼きたてパン)
林道を繋いでおせんころがしに向かいます。

途中通った平沢ダムの近辺は林道天国、
よく手入れされている林道が沢山ありそうで、
一日中遊べそうです。

ただ、野生動物の被害はかなり深刻なようで、
万里の長城のように鉄条網が延々と張り巡らされていたり、
電線が竹林の外周に張られていたりと
たけのこで有名な所だけに、
対策におわれている様子でした。

下半身泥だらけになっておせんころがしに到着です。
でも、残念ながら進入禁止、
藪こきすれば入れそうでしたが、
やな予感がしたので止めておきました。

それでも、ちょっと心残りなので反対側の入り口にまわってみました。
漁港のはずれにある入り口ですが、
そこには足の踏み場もないくらい、はば海苔が干してありました。
これでは通行できませんね。
しかし、そのはば海苔の量のすごいこと、
ちょっと見上げると、漁港に下りてくる道路ののり面にも、
はば海苔が大量に干してありました。
(のり面だけに海苔干???)

帰りは、しょっちゅう通るのにお参りしていない清澄寺にお参り。
お賽銭を投っておまもりを購入しました。

晦日はゲートが開いていた清澄寺から麻綿原に抜ける
東大研究林の林道ですが、
さすがに今日は開いてないだろうと、期待薄で行ってみますと、
ちょうどゲートを空けて車が入るところに遭遇です。
ちょっとばつが悪くて、縦看板を眺めているふりをしていますと、
「入るのでしたら、どうぞ」って、
ヘルメットをかぶった20歳台と思われる方が声をかけてくださいました。
「入っていいのですか?」と私が聞きますと、
「だめって言っても、自転車入れちゃうでしょ」と笑ってくれました。
お礼を言ってゲートの中に入れてもらい、
さらにあつかましいことに、私はこんなことを聞いてしまいました。
「西側の林道は入れませんよね?」
すると意外な答えをいただきました。
「保台ダムに行く道までなら大丈夫じゃないですか、歩行者はOKですし、私的には自転車もOKなんですけれど、そんな権限私にはないですけれどね」

ありがとうございます、
近々走らさせていただきます。

とっても気持ちが温かくなっての林道走行、
短い区間に6台もの研究者の車が入っていました。
おじゃまをしてしまってすみません、
どうぞ日本の国土をお守りください。