着せ恋ロス

アニメ『その着せ替え人形は恋をする』の最終回が終わってから数日が経ちますが、その喪失感が半端ないです(笑)

いい年してなんで高校生が主役のラブコメアニメなんてって思うのですが、

自分には現代のオタクが2000年ごろのオタクを現代に目覚めさせていく話に見えて、旧オタク気質の人間にとってとっても救われる気持ちにさせてもらえる物語なんですね、

現代のオタクは「人の好きなものばかにすんなよ!」とか「自分の気持ちは自分のために言わないとだめだよ!」とか「好きな人だけが集まっている世界ってとってもキラキラしている」とかオタクであることにとってもポジティブで、自分の中にあるオタク=秘め事であった自分にはとってもまぶしい振る舞いで、自分が好きなことは世間では否定的なのかもと思っていた自分の中高校時代を50年近くたって肯定してくれるものだったんですね、

中学からサイクリングに夢中で、でもその環境は今と比べ物にならないくらいひどくってタイヤは耐バンクブレーカーなんて入っていないし自転車自体だけでなく衣装や雨具、装備などひどいものだったし、さらに食料調達や宿探しなどまったく情報のない手探りで人に聞きまくって、舗装もままならない泥道を車と並走していた時代で、でもやっと輪行ができるようになってバイトで電車賃貯めては出かけることを繰り返していました、

当時はサイクリングとか言うと競輪選手になるの?とか言われて旅の話を聞かれることはなかったのですが、高校二年の時に偶然京都で家族旅行中の同じクラスの女の子(某放送局の幹部を父に持つ高嶺の花の超お嬢さん)にあって、それからその子が毎週月曜日に「お休みどこに行ったの?」って当たり前のように聞いてきてくれて、自分の話を放課後までずっと聞いてくれてとっても救われていたこと、そんな楽しかった思い出をアニメの中の旧オタクの主人公が思い出させてくれてとっても良い時間をすごせたなーって思えるのでした、

 

あの頃のサイクリング楽しかったなーいつもグダグダな展開だったけれど…

今はきれいな展開を求め過ぎちゃっているので、おっくうになっちゃうのかもしれません、

もう一度初心に戻らないといけません。