まぼろしのトンネルその2

team10802007-12-20

昨日のお酒はほどほどだったので、朝5時半に起きることができました。
房総の内陸、久留里に車をデポして、久しぶりのMTBツーリングです。


まずは大福山の西側にある尾根道を走ります。
相変わらずのへぼで、平衡感覚まるでなし。
濡れた岩盤で滑ってこけるは、
上りでウィリーして背中から落ちるは、
走り始めて30分もしないうちに全身泥まみれです。


大福山には産廃処理場ができて、平日は一部の林道がダンプ街道になっていました。そこでダンプを回避するためにダンプ街道と平行して走る林道をエスケープルートにしていたのですが、この林道もどうもダンプを走らせるようで拡張工事が始まっていました。
大福山は平日MTBで走るのが難しくなってしまいそうです。

(とりあえず担ぎ、川渡りありのルートは見つけてきましたが…)

ダンプが上がってくる8時半になる前に下界に下りて、
上総亀山近辺の林道を片っ端からピストンします。
どれも2〜4km程のダートですが
岩盤あり、浮き砂利あり、砂地あり、ぬたぬたありで林道ごとに違った顔があって面白いです。


で、本日のメインイベントは、亀山湖の西にあるトンネル三つ、
県道からトンネルまでのアプローチは約2km程、
でも、道路は跡形もありません。
よって自転車は入り口にデポして歩きで目指します。
道路が消えてしまうパターンは
藪&木が茂って通れない。
落石、土砂崩れで通れない。
川の流れで削られて道がなくなっている。
沢の流れで道が寸断されている。
道が沢になっている、等々…
これらが時々あるのではなくて、常にどれかが起きていて道がなくなっているのです。


なので、前進するには道が作られたときに平行していた沢の斜面にへばりついて上流に向かう感じとなります。
時には目の前の大きなクレバスに呆然と立ち尽くしますが、
10歩ぐらいバックして周りを見渡すと、結構ルートが見つかるものです。


一時間半かけて最初のトンネルに到着、
100m以上あるトンネルなので埋まっていないか心配でしたが、
ちゃんとぬけていました。


トンネルを抜けるとそこかしこに鹿のフンが落ちています。
こっち側は鹿の楽園なのかも知れません。
道であったらしきところにも鹿の足跡が沢山あります。


道は地図上ではここから先は等高線に沿って走っていました。
けれども、行けども行けども次のトンネルが現われません。
終いに沢が上がってきて大きな岩盤が行く手をさえぎっていました。
これ以上は進めません。
残念ですが戻ることに、GPSではトンネルの付近は通過しているはずなのですが、それらしき姿は見当たりません。
GPSのトンネルのポイントで立ち止まってあたりをよく見ると、
すぐそばに切通しがありました。
来る時は藪で全く気が付きませんでしたが、人工的に作られたもの、
もう一つのトンネルも切通しになっていました。


帰り道も往きと同じ時間かかってしまいタイムオーバー、
へとへとになって車をデポした所に帰る途中に、
これから夜釣りに向かう酔っ払い仲間と遭遇、
しっかり地酒の情報交換と忘年会を約束。


帰りは久留里の酒蔵を二件まわって純米酒を購入しちゃいました。
早く飲みたい気持ちをぐっと抑えて、館山道を80km/hで走るダンプの後にコバンザメ走行、高速道路を下りたのが午後5時02分、めでたく通勤割引になりました。
あいかわらずとってもせこいです。