さっぽろ600㎞二日目

400km地点のコンビニPC、思考力がとっても低下しているせいか買い物が進みません、

おなかの調子はすこぶるいいのでナポリタンとプリンと補給用のソイジョイをやっとこ購入

雨合羽を抜いて新聞紙を交換、衣装が汗で濡れているのが最悪ですが仕方ありません、

でも寒さを感じないくらい気温は高い気がします、

 

今度はニセコ方面へ、すぐに上りが始まります、

路肩を示す矢印の反射板(自光式のもあり)とガードレールの反射板がもやっている中でライトに照らし出されてまっすぐずーっと続いている様は妙SFぽくって面白かったです、

でもそれも確認できなくなるくらい霧が深くなって目の前に白い壁立ちふさがるようになってしまいました、

また暑い雨具を着ないとダメそうです、

霧の中では一度も車と出会っていないのは幸いですが、もし車が来たら自分が認識されるときはおしまいの時かもしれませんね、

 

そういえば明るいときにクマやシカやキタキツネ、あと小動物系は多数道端に居ましたね、道端に出てくるクマやキタキツネは人に慣れている雰囲気でした、

シカは反応が遅くって、止まったままなのか逃げるのかの見極めが難しいくて、とりあえず大声を出すと逃げてくれるので喉が枯れるまで叫んでいました、

この霧の中動物に出会ってしまったら、特にクマとかやばそうですね、

走っているときは逆に全く見えないので恐怖心とかはありませんでしたが、真夜中に出会ってしまうのはかなり恐ろしいです、

 

峠に近づくと路肩を示す矢印が緑色の電光掲示になっていてこれはこれできれいだなとか思って苦しみから逃げていました、

3時を過ぎるとあたりが明るくなってきますが、霧の粒も雨粒台に大きくなって体中から水滴が滴っています、道路も水しぶきが上がるレベル、北海道の明け方は本当に恐ろしいです、

幸い風と気温が下がっていないので薄着で走れますが、かつて8月に走った時はダウンを羽織ったこともありました、

 

いったんニセコに降りてパノラマラインを上ります、

天気は良さそうなので雨具は脱いで半袖短パンで行きます、

といっても力はもうないので34T×28もしくは32Tで負担のないようゆっくり上っていきます、

まだ午前4時なのにすでに暑さを感じます、木陰が全くなくって快晴の空がうらやましい…

6時には峠通貨、すでにハイキングの車でしょうか、たくさんの車が路駐されています、

次のクイズポイントがこの峠を少し下ったところの駐車場らしいのですが、またしても見当たりません、

ハイキングに来られている方に伺ってみますがわからず、峠まで上り返しても見ましたが上にはないだろうとしばらく下っていくとかなり降りたところにクイズポイントありました、えらく汗かいたなって感じです、

 

800m以上の高低差のダウンヒル、ところどころ穴が開いています、ずっと路肩は走れないので後続が来たら先に行かせるようにして車道を走っていきます、結構傾斜があって漕がなくても70km/h近く出ちゃっています、涼しくって気持ちいい~けど段差に入ってしまうと手の平がきついです、

海のそばまで下って480㎞地点のコンビニPC、外も暑くなっているので冷やし中華行っちゃいますか、おなかの調子はすこぶるいいです、

 

街中ですがまっすぐ道を作ったためか500mぐらいのアップダウンを延々続けちゃうような道を進みます、交差点を左折してこの道ともおさらばと思っていたら目の前には壁のような上り坂、一気に7km/hまでスピードダウンです、

この区間は20㎞で次のコンビニPCなのでこういうアップダウンでおしまいかと思っていたところ最後にGPSの表示には等高線を突っ切る道路が映し出されていて、これはトンネルに間違えないと祈っていたところリアルにほぼまっすぐに上らされました、

一気に全身から汗が噴き出てレーパンの裾から滴り落ちています、

 

俱知安のコンビニPC、プリンをいただいて残り100㎞、まずは峠を二つ越えます、

まずは樺立トンネルへの150mアップ、もう、ちょっとでも上りがあると激坂に感じちゃいます、

続いて毛無峠の500mアップ、結構交通量が出てきました、

斜度にかかわらず10km/hぐらいで進みます、

ボトルの水がどんどん減っていきます、最後の方でおなかも空いてきましたが峠まで我慢して頂上でいったん止まってソイジョイ補給、

さあ下りと思ったら上り返し…もう勢いで上る気力もなくって8km/hぐらいで上ります、そんなのが三回ぐらいあったかな、やっと下り、熱気が下の方から上がってきます、

ペダルは止まったまま、ブレーキもさわらないまま(笑)惰性で下ります、

しっかり朝里川に向かって右折するところを見逃して上り返しあり、無事?最後のコンビニPCに12時過ぎに到着、自転車が止まったとたん汗が噴き出てきました、

 

あと40㎞弱、トロロそばで体を冷やして十分休んでから出発、

しかしR5は結構な交通量で路肩の排水溝が邪魔、かなりぎりぎりを通る車もいて自分には難しそう、無理をせず歩道を行くことにしました、

海沿いから内陸に入ったところで車道に復帰、ずーとまっすぐ走って直角に曲がりまたずーっと真っすぐを繰り返します、

札幌の街中に入ってきました、さすがに荒れたガタがt道はないだろうと高をくくっていました、キューシート下から四番目の信号を曲がったとたんどこを走ったらわからないぐらいあれた路面…この時は主催者を呪いにかけたいと思いましたよ、

JRのガードをくぐれは後3㎞、信号待ちになると汗が噴き出る感じ札幌はさらに暑くって35℃近くありそう、汗だくで14時半にゴールできました。

 

完走できました、誰もいませんが(笑)

札幌駅に戻ってコインロッカーから荷物を出して駅に最も近いの銭湯へ向かいます、

ちょっと迷子になりましたが予想と違うところに看板を発見、やっと体を洗えます、

初老のご主人に¥450-を払って脱衣所へ、先客は5人ぐらいかな、汗で張り付いている服を脱ぐと袖口がえらく焼けています、日焼け止め結構塗ったんだけどな、

浴室のドアを開けるとそこはもんもんの花盛りでしたー

 

体を入念に洗ってちょっとだけ湯船につかって冷水シャワーでととのえました、

着替えも済ませてすっきりして札幌駅へ、

自転車の輪行作業、

まずは自転車本体、ホイールをきれいに拭いてバッグやライト、GPSの取り外し、

ペダル、チェーン、リアディレーラーも外してこれらは宅急便で送っちゃいます、

車体とホイールをパッキングして終了、

汗で濡れている衣装以外の靴や工具類も宅急便で送っちゃいます、

 

風呂屋さんが時間かけちゃったんですでに17時になろうとしています、

ホテルでアフタヌーンティーとかしたかったんだけれどもう終わってますよね、

なのでこのまま空港へ、

今更なんですけれど札幌駅ー空港間のJRって50分かかるんですね、結構すぐ着くものだと思っていました、

 

空港で自転車を預けてお寿司屋さんに向かいますが結構な列、

なので小樽のウニ丼のお店へ

あれ?器が小さくないか?

あっという間に食べ終わっちゃいました、会計の時に看板を見ると

『材料高騰のため器を小さくして総量を減らしております』の看板がありました、

デザートはよつば乳業の黒蜜のパフェ、

これ大好きです、

 

お土産をどうしようかと悩んでお店の方に宅急便で送れるか聞いてみたところ、

大和運輸の営業所がすぐそばにあるのでそこに持ち込めば大丈夫ですとのこと、

お菓子たくさん買ってしまいました、

ロイズのチョコは保冷バッグで持って帰ろうとお店に行ってみると、¥6.000-以上お買い上げで宅配無料の上り発見、

こちらも宅急便でお願いしちゃいました、

 

時間がまだあるのでフードコートであじさいのラーメンでもと思っていましたら、いつもは列ができているえびそばの『一幻』さんに列がない!のでいただいてきました、

おいしいけれど今の体調には違ったかもしれません(笑)

 

さあ帰りましょう、と搭乗したのですがなかなか動きません、結局20分遅れ、

まずい空港から帰りのバスはアウト、電車もやばくなってきました、

羽田発23時22分の京急に乗れれば、品川発23時53分の総武快速線の最終に9分乗り換えで行けるはず、都内伯にならないように祈るばかりです、

 

定刻より20分遅れで着陸、しかし一旦停止ありでなかなか搭乗口に向かえない模様、

やっと地上に降りたのが23時ちょうど、搭乗ゲートはえらく端っこのようで延々歩かされてターンテーブルの前についた時には荷物が回っている状態でした、

自分の自転車もターンテーブルに回っていたのでタグもとらずにダッシュ

電車に乗り込んで間もなく発車となりました、

総武快速線は最終電車、休日でよかったです、

24時過ぎなのにお母ちゃんと娘に号が駅まで迎えに来てくれました、

本当にありがとうございます、

 

久しぶりの飛行機輪行の旅、

やることなすことどたばたでしたが行ってよかったです、

でも今度はもう少し時間に余裕を持たないといけないと肝に銘じました。