BRM519四国300kmその2

スタートしてすぐにわかりましたよ、ここに来るだけで疲れちゃっていること、
ゆっくり走りだして2kmほどで前腿がぴくぴくしています、
4人ほどの集団で進みますが10km過ぎから上りが始まると
あーもう前腿が痛すぎてダンシングできなくなっています、
なので座ったまま集団についてみます、
幸い斜度はそんなに強くないのでごまかしながら最初の峠700mまでクリアー
そして下りですが、痛いの我慢した冷汗で全身が湿っているので寒い…
なので一人だけいったん停車で雨合羽装着、手袋も冬用へ


ここからはずっと一人旅、
90km地点のコンビニPCまで海抜二ケタまでずっと緩やかに下って
そこから0〜2%の上りを30km走ったのちに二度目の峠越え、標高が1000mを超えます、
上り始めてしばらくすると夜が明けてきました、
すでに足パンパン、6km/hぐらいのスローペース、

何とか1時間かけて風車がぐるぐる回っている尾根まで上り切って、
お腹と背中に汗を吸い取るように新聞紙をあてがって
車一台の幅しかない林道風の県道をひたすら下って悪名高い酷道R439に、
これをひたすら下って四国カルストの上り口に到着、
日が出てきて暖かくはなっているのですが、
ずっと下っていたので全身冷え切っているのでそのまま暖まるまでそのまま上り始めます、
しばらくして指の感覚が戻ってきたので手袋を薄手にしてカッパも脱いじゃいます、
残り8kmの上りですが前腿の痛みはさらにひどくって座ったままでしか走れません、
道が広くなってあと2kmで頂上というところでついに一旦停止、
完全に攣ってしまいました〜!
あとはひたすらゆるゆる、

四国カルストを抜けてブレーキかけまくって下ります、
アルミリムでよかったー、
左の膝が全く踏ん張る気がないのでとっさの動きができず、
ゆっくりしか下れません、
平地はさらに最悪でもう無の境地、強い西風が走りを鈍らせます、
ウォーマー類を外すことを口実に休憩しちゃいます、
225km地点のコンビニ休憩が9時半、たっぷり休んじゃいましょう、


日差しが強くなってきました、走り出すと汗がぽたぽた、
最後の峠は200m上がって下がって500m上ります、
でもとっても古そうな道で法面の石済みも古そうで苔むしていていい感じ、

お寺の参道だったのかな?
気持ちよく上った後はお決まりのブレーキをかける指がしびれる下り、
そしてラストは30kmの海岸線の平地走行、

でも足はいっぱいでしかも向かい風、
途中一回お昼休憩しでのゴール、


15時間ちょいかかっちゃいました、

時計を見るとまだ15時前、今から空港に行けば一つ前の飛行機に乗れるかもです、


空港に戻っていそいそ輪行準備、16時前にジャージのまま自転車を預けにカウンターに向かいます、
「前の便にお席の空きがございますが…」
まっていましたその言葉、おかげさまで17時20分の飛行機になりました、
さてラウンジでシャワーを浴びてお寿司食べてお土産買って帰ろうなんて思っていたら
輪行袋の中身の検査ですと、フレームの空きスペースに収めた袋入りの荷物を全部出してレントゲンでチェック、
タイヤの空気も4BARから2BARまで落とさされて自走不能状態になってしまいましたよ、
それから再梱包して20分経過、
それからラウンジに行くとシャワー室がなくなった、松山空港にはシャワーなしとのこと、
なので1階に戻ってお遍路さん更衣室でウエットティッシュで体拭きまくり、髪の毛まで拭いてみました、
着替えもちゃんとして出発ゲートに行くと長蛇の列!!!出発時間まであと35分、
しょうがないので5分でお土産と夕飯の大福を買って列に並びました、


搭乗口ではすでに事前改札が始まっていて、急いで大福だけいただいて
お母ちゃんに自転車が空気抜かれちゃったので迎えに来てはもらえないでしょうかのおねだり、
快く?快諾していただき、飛行機→京急総武快速と夢の中で戻ることができました、


えらい過酷なスケジュールでしたが、走り切れてよかったです、
まだまだ、普通に自転車に乗ることはできませんが
ダメはダメなりに続けていこうと思います。