京都弾丸ツアー監督ドタキャンの巻

久しぶりに行ってきました京都弾丸ツアー、


いつもの6時東京駅発のぞみ1号です、

京都駅で市バス一日券を買って
駅反対側の中央口のバス乗り場に直行します、
100番の銀閣寺行き急行バスに乗って
先ずは三十三間堂

9時を過ぎると学生の団体が押し寄せるので
その前に拝観開始です、


その仏様の数に圧倒されますが
いろいろな会派の仏師が携わっているので
一体一体の姿が違って面白いです、
また、一歩前方にたたずむ神将の姿も力強いです。


案の定、9時を回ると騒音が押し寄せてきました、
その波はどんどん押し寄せてきて
仏様の後方に回って展示物を見終わる頃には
すぐ目の前に押し寄せてきていました、


もう、すごすごと退却です、
お庭をぐるっと眺めて
お隣の養源院へ、

象の杉戸絵で有名ですが、
こちらは浅井家の菩提寺
戦国の世を駆け抜けた三姉妹にまつわるお寺でもあります、


廊下には延々と続く伏見城血天井
全長80mあまりだそうな、


本堂に祀られているお位牌は
長女の淀どのと秀頼、
そして江様のお位牌には徳川家と豊臣家の家紋が…
彼女たちの波乱の人生を垣間見ることができました、


続いて、六道に移動、
六道珍皇寺が特別公開です、

地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天上の冥界に関する掛け軸や屏風絵が多数展示されていて結構楽しいです、
でも、千本釈迦堂で拝観した六道から救ってくださる仏様の方々はお地蔵様のみのご出演、
ちょっと寂しかったです、


面白かったのが小野篁の存在、
このお寺の壇越だった方で実在の人物らしいのですが
閻魔庁の冥官で、六道の辻の井戸から現世と冥界を行き来していていたという伝説の張本人だったりします、


さらに冥土まで響き渡る迎え鐘があったり、
その鐘の響きに応じて亡者がこの世に蘇る
黄泉がえりの井戸』が昨年発見されたりと、
宗教というより精霊迎えの信仰や風俗行事は
ほほえましい感じがしました。


お昼は月見小路の楽焼、和楽のぼんちゃんと祇園で待ち合わせ、
ちょっと入りにくそうなお店で
とっても美味しい魚料理をいただきました、
お刺身もひと手間かけてあって
独特の粘りある歯ごたえと爽やかな香り、
いやはや京都の食は偏差値高いです、


ぼんちゃんは12月についに年貢を収めるようです、
式は八坂神社、披露宴は南禅寺別荘群の隠れ家とのこと
羨ましいかぎりです、


しかし、一緒に食事をしようとしていた監督と連絡がつきません、
お開き直前にかかってきた電話は死にそうな声、
かなりの高熱が出て死んでいたよう、
相変わらずで逆に懐かしかったです。


食後は重森三玲庭園美術館、お庭の思いをリセットします、
少し時間があったのでその前に吉田神社へ、

毎年節分の日に大渋滞を巻き起こす神社ですが
実際のお姿はいたってシンプル、
参拝者も少なく不思議な感じでした、


吉田山の参道は、先日の雨で結構土砂が出てしまったよう、
山道の整備があちこちで行われていました、


重森三玲庭園美術館は今や自分にとってのスタンダード、

記憶が曖昧になったときやお庭の見方が偏屈になったとき
リセットしに伺います、


ご近所なので京大博物館に潜入しちゃいましょう、

今回のテーマは海、
でも、個人的に盛り上がったのは
古地図の数々、やっぱり一枚欲しいな。


さらにご近所なので下鴨神社

色々お願いすることがあったので
お賽銭を奮発しました、


さらに河合神社にもお参り、

美人の神様なので自分じゃない人たちのお参りです、


一緒に鴨長明のプレハブハウス見学、

方丈記は前文が有名ですが、
全てを捨てて身一つの慎ましい生活を
幸せと思ってしまう心根を卑しいとする結びが
自分は結構ぐっときますね、


帰り道、バスがたくさん来る河原町今出川まで歩くついでに
ふたばで豆餅購入(豆餅しか残っていなかった)


バスで四条に出て錦市場で奈良漬と焼き栗と黄身アンパンを購入して、いつものギャルソンクレープでおやつ、

ちょっぴり酔っ払って京都駅に向かうのでした。