来ちゃったからにはやるしかない

某申告型自転車イベント、その名はSR600四国山脈
走行距離615kmで獲得標高14900m上ってしまうイベントです、


まあ獲得標高もすごいけれどすごいのはそれだけではないのですね、
下りが飛ばせない区間がたくさんあるのです、
まずは冬季閉鎖される道路で交通量の少ないところは
閉鎖明けは積雪時に落ちた岩や木の枝が堆積していてほぼダート状態、
しばらくすると軽トラが轍を作ってくれますが
走れるラインは20cmほどしかありません、


さらに夜間は動物の飛び出しが頻発(というか毎カーブごと)して
月明かりがあるときはまだ、路肩にその気配を感じることができますが
新月の時は気配を感じることなく突然ライトの照射内に飛び出してくるので
まずハンドルで避けることは不可能、
ただブレーキをかけながら神様に祈ることしかできません、


自分が自転車を始めたころは豆球を使ったランプしかなく、
夜間走行には月明かりを頼るしかありませんでしたし、
そもそも、諸先輩方から月暦を読まずに夜間走行などもってのほかと
口を酸っぱくされて、とうとうと教え込まれたものでした、


自分にとってブルベのナイトランでも月暦を読むことは必須です、
ナイトランの安全の上で最も大事な担保とされるべきものと思っています、
でも、昨今ブルベは毎週のように行われています、
ということは、今の人には月の出方などどうでもいいって感じなのかもしれません、
確かにライトの性能もよくなってますしね、


でも、走るからには安全は考えすぎてもいいのではと思うのだけれど…


今回なぜSR600の公開を待ってほしかったかといえば
GW前半が月明かりが期待できず、
自分にとって最も重要な安全項目が担保できないからなのです、
でも、そのことは主催者にも参加者にも伝わりませんでした、
とっても残念…


あとはただ参加者が無事に戻ってこられることを祈るだけです。