京都弾丸ツアー梅見の巻

いつもの弾丸ツアー、
前回は駅伝、今回は京都マラソンにバティングしてしまい
えらい交通規制にぶつかるはめと相成りました…
バスはちゃんと来ないだろうから自転車と思っていたら
こんどは天気予報の雲行きがかなり危ない感じ、
頼むから降らないでおくれ…


いつもの6時東京発の新幹線なのはお弁当が目当て

京都についたら地下鉄烏丸線&バスを乗り継いで
今出川大宮のパン屋さん、ル・プチ・メックさんへ
今日のお昼は御所のベンチで梅見ランチの予定です。


バスを北野天満宮前で降りて大将軍八神社へ、
最近ちょっと星に願いをって感じなので…

お守りも北斗七星

宝物殿が5月1日〜5日と11月1〜5日に公開があるそう
予定しておかなっくっちゃだわ、


神社の周りは妖怪ストリート

途中粟餅の澤屋さんによって持ち帰り、

北野天満宮到着、


藤原道長さんって学問大好きな方で政治的には偉くなりたくないって
上役にお願いしたのに偉くなっちゃって、
さらに仕事の責任取らされて島流しにあっちゃったりと
不遇の人生だったと聞いているのだけれど
私たちには運をもたらせてくれるのですか、神様?
そうそう、七不思議、調べておこうと思っていたのに
すっかり忘れていた〜失敗…


今日は特別公開で梅園と御土居、さらに宝物館の特別公開

梅園は五部咲きぐらいかな、これからまだまだ楽しめそう、


御土居は下まで降りちゃった、

新装なった茶室もありましたが自分には良さがわかりませんでした、
(特別公開の時にうかがわなくって良かったかも)



宝物館は小ぶりですが、どうでも良い物の展示が全くなく、
全ての展示で足が止まってしまう感じ、
うん、楽しい、
秀吉さんが亡くなってから、淀さん&息子の秀頼さんは
もう領土争いをする意思はないよって
90以上の寺社の修復のため財を費やしたのだけれど
北野天満宮もその一つ、
証拠の品がしっかりと飾ってありました、

証拠の品といえば、これもそうかな、


宝物館を出ると外はなんと嵐!

すごい風と雨ですよ、
それでも平野神社を通過して

クリケットでオレンジゼリー購入、
コイツもお昼の楽しみです、


少し戻って千本釈迦堂

いつもはおかめ桜とおかめの銅像だけ見て帰っていましたが
今日は本堂&宝物館入場です
ここは応仁の乱の被害をまぬがれたところ、
刀傷いっぱいの本堂は国宝だそうですよ、


宝物館は運慶の流れを汲む定慶や快慶の作品、
(そもそも仏像に名を入れるようになったのは運慶以降とか?)
力強さと衣の柔らかさはやっぱりいいな〜
円成寺東大寺の山門、また行きたくなりました。


義満さんの公用車の車輪がやたらでかかったり
さらに3mを越すあれがあったり…
宝物館面白いです。


雨がどんどんひどくなってきました、
烏丸通りに戻って義満さんの花の御所跡、大聖寺

今日は特別公開です。


こちらも尼門跡寺院でお寺の中はお庭も撮影禁止、
なんでお庭もダメかというと
どうも女性は作庭に関して興味がないようで
そんなことよりいつの季節でも花が咲いているようなことが重要で
作庭無視して鉢を置いたり花壇を作ったり藤棚つったり、
って感じで文化財としては違う方向なのでしょうね、
こちらのお庭もMTBコースのようにシングルトラックが走っていて
お花が沢山育てられていて
遠景の石組みが日陰に追いやられている感じが
尼寺なんでしょうね、


本堂内は青山御所から移築されただけあって華麗の一言、
書院も明治天皇の椅子や座布団、フランス人形のような御所人形と
珍しいものばかり、
(勉強不足で極浅の感想しかありません)
結構深いかもしれません、
しかし、この界隈、尼寺多いな…


同志社の脇、薩摩藩跡を通って御所へ
もうほんと土砂降り、気温もめちゃめちゃ下がってとっても寒い、

人気のない梅園は晴れていたら綺麗だろうな、

由緒正しいこの梅も由緒書き読まずにきちゃった、


で、ここでランチをと考えていましたが、
ザンザンぶりの雨の中、全く無理、
なのでお昼のお店を探すことにしました、
体は全然濡れていないので
御所の並びにある中華屋さんマダム…に突入、
名物の東坡肉バーガーと中華弁当、

えっ、すごくうまいよ、調味料の質が違う感じ、
やっぱり京都は食べ物の偏差値高いな〜


体が温まったので雨の中出発
目指すは聖護院、東へ1000mです、

中京都ラソンの残骸発見


聖護院は三度目、だけれど中に入れるのは今回が初めて、
残る二回はともに特別公開がお休みの日でした。


聖護院は門跡寺院ですが山伏のお寺、
なので山伏修行の紹介が沢山展示してありました、
法螺貝もいろいろあってスーダンのモノはとってもきらびやか、
持つのも大変そうな巨大法螺貝もありましたよ、


ご本尊は不動明王、けれど本堂には数体の不道明王様が…?
これらは明治時代の始めの神仏分離廃仏毀釈により
壊されそうになったものを密かに預けられたものだそう
住職さんによりたくさんのお話を聞くことが出来ました、


お庭はこんな感じ、

市松模様の砂紋は御所が火事になって天皇が仮御所にされた時に
お付が整然と並ぶために一人分のスペースを示しているとか
じうだんとかいう噂もw、

なんだろう?ちょっと洒落ている


坪庭は新しい、

ここのところ門跡寺院は改築、修復ラッシュだけれど
何か出処ができたのかしら?


建物の内部は書院をはじめ襖絵がすごい数、
今回は百数十枚見ることができる、
でも、決して華美でないのが門跡寺院
実は結構いいもの持っているという奥ゆかしさがいい感じです、


本堂の山伏と不動明王の荒々しさとたくましさ、
書院以降の皇族の華やかさと奥ゆかしさ、
二つの顔を持つ不思議な空間でした。


お昼足りなかったのか、寒くってエネルギー使っちゃったのか
お腹がすいてしまったので祇園に出ていづ重へ

今日は箱寿司いただきました、

でも、蒸し寿司も食べたいのでそちらも…すごいでぶれん…


お店の外に出ると雨は上がっていました、
はれまでおじゃこを買って目疾地蔵にお参り、
たまには東山に戻って龍馬さんのところに行ってみますかとヒルクライム
霊山護国神社へ突入、
今日は東山ライトアップのため遅くまでやっているので
龍馬さんや慎太郎さん、小五郎さんのところまで行ってしまいましょうかね

午前中、同志社薩摩藩跡を通った時に、
ふと、龍馬は遅刻してここにかけこんだのだろうななんて思って
ちょっと気になってしまったのかもしれません。


幕末の方々はどなたもかっこいい、
それまで藩のために戦ってきたものが国のために動く、
藩のために策略していたものが国のために走り、妥協し、手を取る、
ただあまりに短い間の出来事で私の頭では追いつきません、
個人的には西郷さんが好き、
相手のことを常に考えて答えを出す姿勢と立ち位置、
自分の育てた(育ててしまった)全ての始末を自らの命を持って付ける、
たとえ悪役となっても…


神社の隣にあった幕末ニュージアム、
やたらに『誠』の旗が目についてなんかな、
自分は個人的な好き嫌いもあるけれど
幕末の志士と新選組を同列に並べて欲しくない思いが強いです。
なので却下とさせていただきました。


日が暮れるまで少し時間があったので前田コーヒーでブレイク、
万灯篭を満喫して帰路につくのでした、

そうそう、新幹線では御所で食べられなかったランチがごっぞり
またまた大層なでぶれんになりました。