GIRO錬、そして…

二週間後の埼玉フレッシュは450kmの集団走行なので、
集団走行に慣れておこうと一年ぶりにGIROの朝錬に参加しました。
走るスピードはかなり遅くなっているけれど、
レーシングスピードの集団走行は楽しい〜、
程よくぼろぼろになったので、そのまま房総に旅立とうと思っていましたら、
チームメイトが相談したいことがあるとのこと、


軽い気持ちで、きっとツールド信州のサポートかなんかかなって思っていたら、
かなりディープな内容、
こういう話っていろんなことが積み重なった結果の場合が多いので、
話を聞いてあげて、今後起こりうることについて自分が経験したことを話しました。
特に相手側のかなりいかれた弁護士の話にはえらく食いついてきて、
最初は面白がっていたのですが、
弁護士を立てた時点で相手は自分を敵だと思っているなんて生易しいものではなくて、
この世からいなくなってほしいとほんとに口にしてくることを話したら、
ちょっとしんみりしてしまいました。


「荷物を持ち出していったときってやっぱりさびしいですかね」って聞くので、
「自分の時は、私の部屋に空の段ボールとごみとしょうゆとジュースをぶちまいていって、
台所には砂糖がまかれていて、窓は開けっ放し、
リビングのテーブルには包丁が置いてあった、これでどっかにいってねって感じで、
ま、包丁を手にするよりも片付けるので徹夜になって、何の感情もなし、
翌日仕事が終わって家に帰ってきて思ったことは、
くだらない嫌がらせや、人の命を軽んじる相手側の人々をただ気の毒に思うだけ、
さびしいとか悔しいとかそんな感情はなかった。
でも、その光景は今でもしょっちゅう夢に見るんだけれどね、
実際と違うのはリビングのテーブルには置手紙があって、
『葬式であなたの顔は見たくないので遺体が見つからないところでこの世からいなくなってね』
ってかいてあるんだ。」って話したら泣いちゃいました。


でも、話せるって大事だと思います。
話せているうちは家族だから、
家族の間に他人が、まして弁護士が入った時点で、それらは敵になってしまうから。
今の私たちはどうなのかな、
あの時と何か変わったことってあったかな…