初、高野山へ2

朝、5時半に目が覚めました、
顔を洗って朝のお勤めです、
この時だけ本堂に入れます、
ご本尊は愛染明王、熱いお方です、


お勤めの跡、本堂の扉が開け放たれ、

三ヶ所ある美玲さんのお庭のうち
愛染庭がこの時だけこの角度で拝観できます。


朝食、

ここの食事で一番美味しかったのはご飯でしたね、
おひつについたご飯、お茶をかけてはがして食べちゃいました。


食後にお庭をもう一度拝観して出発です、
先ずは登仙庭

遊仙庭

坪庭もいい感じ

愛染庭も別方向から

思いっきり下って奥の院一ノ橋に向かいます、



ここから歩いて奥の院弘法大師御廟に向かいます、
山道の両脇には膨大な数のとても大きな供養塔が続きます、

有名な戦国武将や地方大名の藩名が目に付きます、
弘法大師の元ではみんな一緒っていうことなんですね、
巨木に囲まれてみな苔むしていますが
決して枯れ落ちることなく重々しい存在感が有り
早い時間のためか全く人気がないためか、
さみしさよりも恐怖感すら覚え、寒気も絶頂期に達していました、


ちょっとふらつきながら文禄の役の供養塔を過ぎると人の気配が、
すぐに御廟の橋、ここからは撮影禁止、一礼して先に進みます、

燈籠堂はあったかい…
えっ、寒気止まっている、
沢山の灯籠の光の暖かさというより空気自体、気が暖かい感じ、
一気に観光心が目覚めました、


灯籠堂の裏へ回って弘法大師御廟にお参り、
すっとお経を唱えている参拝者の横で静かに頭を垂れました、
記念燈籠堂も素敵、
規則正しく下がっている灯篭の中に埋もれる感覚は
高野山に来て一番落ち着くことができて、心の中が橙色一色になりました、



帰りはすごく元気になって供養塔巡りを始めます、
姿見の井戸にもちゃんと姿が写って一安心、

でも、途中で寒気が戻ってきたのでそこそこに下山、
次の観光に向かいます、



金剛三味院は国宝多宝塔、

北条政子源頼朝を供養するため創建したそうです。


さあ、いよいよ三玲さんのお庭めぐりに出発です、
全て宿坊のお庭なのですが事前に連絡済みです、
もう気分は完全に観光モードです。


年代の新しい順に

1963年作庭の光台院


1955年不動院

1953年本覚院

同年龍泉院(不在だったため外庭のみ)

1952年正智院

同年桜池院

同年西南院

1951年西禅院

真言宗禅宗、違いってあるのかな…
多分、ない気がする、
でも、共通するところは見つけられたかもしれない



最後に大師教会で授戒を受けてみましたが、
またしても強烈な寒気が襲ってきました、
なので今回はここまで、
高野山を下っていきます、


途中、ちょっと寄り道、
三玲さんのお庭を拝見している時にお聞きした
丹生都比売神社(にうつひめじんじゃ)に向かいます、
高野山も山の中に突然平場が現れますが
こちらも標高は低いのですが平場が広がっているのです、
突然現れる平場はまるで桃源郷
寒気も止まっていました。


丹生都比売神社、こちらも世界遺産です、

高野山の鎮守社で、全国の丹生神社の総本社、
多くの寺社のある高野山はこちらの持ち物で
高野山のお坊さんがお参りに来るそうです。

本殿四棟もとっても色鮮やかな雰囲気
中で見てみたいな〜


偶然、紀の川サイクリングクラブの方が神主さんとイベントの相談にいらしていて、
この地域のこととか、紀の川付近の見所など色々教えていただきました、
知らないところがたくさんあってすごく面白そう、
また、訪れなくってはって思ってしまいましたよ、


気づくと結構油を売ってしまいました、
かなり時間が押しています、
お昼ご飯は麩まんじゅうで済まして
関空方面に戻ります、


結構真剣に走らなくてはいけません、
できれば岸和田城に行ってみたい
でも、入場が4時まで、
初めて走る峠道もあるのですが
少し遠回りですが昨日走った道を戻ります、
必死に走って3時50分岸和田城到着、
見たかったのはこれ

やはり三玲さんのお庭でした。


全てのミッションコンプリート、
JR東岸和田駅輪行作業をしていると
6人ものおばちゃんに声をかけていただきました、
じたばたしている人を見ると
声をかけずにいられないんですね、
大阪岸和田気質を体感できるひとときでした、


関空からのJetstarも無事出発、
このパターンのサイクリングもアリだな、
もう一度、高野山リベンジしてみたいです。