京都弾丸ツアー社家ばっかりの巻

京都の夏の特別公開が終わってしまうので
福岡1000kmの完走祝いも兼ねて(自分を褒めているのだけれど)
京都弾丸ツアー開催です。


いつものように品川6:00発ののぞみ99号です、
当初自転車を持っていく予定でしたので車両最後列の席を申し込んだところ
なんと16号車の15番、車両の最後尾の席となっておりました、
これは喜んでいいのか悲しんでいいのか…
とりあえず品川駅も京都駅も結構歩くハメにはなりますよね。


京都駅で『京都観光一日乗車券』を購入して
連絡時間7分と3分で地下鉄とバスを乗り継いで上賀茂神社にお参り、

けれどすでにお腹がすいてしまったので

陣馬堂で焼き餅を購入、



水の流れにつられながら境内をぶらぶらして社家町へ
西村家と梅辻家住宅を見学します、
西村家は秋の庭園が素晴らしいそうですが

川の流れを取り込みそのまま川の戻す流れのある曲水は
とっても清々しい庭を演出していて
上賀茂神社の境内のそれとも共通する感じがしました。



梅辻家では説明員がついてくれて細かく説明していただけます、
書院は御所の学問所を移築されたそうで
いたるところに御所の建物と共通するところがあるようです、
神社の実印の収納庫を見せていただいたり
源氏物語や花鳥図の屏風があったりしまうが、
当時の報酬は60石とかなり厳しいもので
決して裕福な暮らしではなかったようです。


次に向かうのはここのところ恒例の重盛三玲美術館、
ここの庭のインパクトは凄まじく、毎回異なった感動を覚えます。

とにかく、素人丸出しですがお聞きしたいことがたくさんあって、
毎回長居してしまいます、
特に今回驚いたことは、石組みは設計図通りではないということ、
東福寺の北斗七星は高さが違うだけではなく角度も微妙に違うそう、
結構石組みの構成は基本に忠実ですがひらめきで置く石の方が多いかも、
絵画でなぜそこにこの色を置く?なんて考えないように、
全体でひとつの作品となるような構成パーツのことがほとんどで
この石が何を意味しているとか考えない方がいいみたい、


高さのある飛び石も三玲さんのオリジナルではなくて元があるそうで、
けれど、飛び石も石組みとして考えていて
立てちゃったのかもしれません。


そんなこんなで遅いお昼はキクスイさんのハンバーグ、
でも、私にとってのメインはサラダなんだな〜
体が浄化されるような美味しさです。


食後は御所の壁を拝見?しながら梨木神社へ

本日は萩祭りなので人手が結構あります、

でも肝心な萩はまだ2分先ってところですかね、
境内では小笠原流礼法弓術が披露されていて

とってもおごそかな雰囲気でした。


さて、次へと河原町通りに出ようとすると
あれ、廬山寺が公開している!
毎年、桔梗の時期に特別拝観していますが
今年はどうも遅れているみたいで今が見頃だそう、

初めて入っちゃいましたよ、
紫式部さんありがとうございます。


出町柳駅から京阪線伏見稲荷に向かいます、
伏見稲荷駅で改札を出ようとすると切符がない…
あ〜落としちゃった、
普段、スイカばっかり使っているから
久しぶりに切符を買うとこれだ、
切符はちゃんと握りしめていないといけません。


気を取り直して伏見稲荷に行く前にふたばによって豆餅購入、
美味しい、でも、出町柳のお店の方がもっと美味しいかも、


伏見稲荷はお参りする前に特別公開の荷田春満旧宅とお茶屋の見学に向かうという
時間がないという理由ながらバチあたりの行動に出ます、


旧宅は国学者の勉強処という感じでシンプルな書院式の建物、

でも、双葉の透かし彫りのある欄間は暖かい感じで楽しい
(室内は撮影禁止でした)


お茶屋はお茶室と違ってにじり口もなく炉もも切ってありません、
シンプルな書院式の建物にしか見えませんが
書院式茶室の遺構だそうでよくわかりません、

ただ、棟方志功作の襖絵はすごい迫力で
ただただ感動ものでした、
来てよかった…


見学の後はちゃんとお参りして

JRの伏見駅で電車を待っていると
不思議な案内板が前方にあります、
肉眼ではよく見えないので写真にとっておきますと

え〜なんだと〜!


JRで京都駅、地下鉄で烏丸御池(ここのアナウンスの発音が好き!)へ

独特の雰囲気を持つ六角堂で色々と忙しい長女にお守りを買って、


大極殿でかき氷&琥珀流し&わらび餅の殿様セット
(そんなセットは扱っておりません)
甘いもの万歳、って感じです。


帰りの電車まで時間がありましたので
19:30までやっている京都文化博物館へ、

ここ、結構面白くって二周回ってしまいました。


あとは京都駅でお土産をしこたま買って

いつものように酔っ払いながら帰路につくのでした。