BRM704スーパーアタック奥志賀

何が楽しいのか、二度上峠、渋峠、菅平、碓氷峠を巡る400kmです。
といってもホームコース?走らないわけには行きません。


朝4時過ぎに家を出ますが、今回も雨です。
う〜、難易度上がります。
数日前から体調が思わしくなく、心配ですががんばって見ましょうかね。


午前7時にスタート、小雨模様ですが気温が高いので雨具なし、半袖、レーパンです。
てれてれ走っているうちになぜか先頭に???
スピードは30km/hほどでしたが、なんと一時間ほどで脊椎間狭窄症の発作が…
どうも下バーを持つと発作が誘発されるみたい、下りどうしよう…
結局50kmほどで10人ぐらいに抜かされて、
天気も回復した二度上の上りに入るころには沢山抜かされて、
頻繁に小発作が来るので強く踏めませんし、ダンシングも長く出来ません、
汗もはんぱなく噴出して、脱水も心配、
さらに発作の後に必ず襲ってくる眠さも大敵です。


二度上の下りは下バーを持ちました、
小発作はたびたび起きましたが、ゆっくり回しながら回復を図ります。
もう思うような走りが出来るすべもなく、辛いだけ、
北軽井沢のPC1ではほんとにリタイヤ宣言をしようかと考えていました。
でも、もし今度PBPに行って同じことが起きたらどうするでしょうか、
きっとオンタイムだけ目指して走り続けるかな、
なので、タイムアウトだけ気をつけて、もう少し走ってみることにしました。


草津への上り、暑いです、汗が吹き出ます、
ボトルがどんどん減っていくので草津のコンビニで補給、
あ〜長い…
白根の上りってこんなに長かったっけ?
あ〜眠い…
気持ちが折れかかっています。
途中信濃ブルベでご一緒したGOTOさんと前後して気持ちが楽になりました。
何とか渋峠
こんなに感動のない渋峠は初めてかも…


横手山の下りを楽しんで(苦しんで?)焼額山への登り返し、
夏場のゴンドラ乗り場前は、無駄にだだっ広いだけの空間、
でも、私はこの空間けっこう好きなんですよ、
今回のシークレットポイントはそんなところにありました。
ゆっくり寝転んでいたい〜
でも、そんな時間ないですよね、


奥志賀から下って、カヤノ平までちょこっと上り、
いつもはアウターのまま上がれるのに今日は34×23、
ぼろぼろ、
下りは雨がざーざー降ってきてグレーチングでずるずる…
あ〜さいて〜、でも止めるにはもったいないかな、
気温がちょっと高いみたいで雨具なしで走れそう、
標高も600mぐらいまで下りてきたのですごしやすいみたいです。


ずぶぬれ状態でいつの間にかPC2の須坂に到着、
やっと3/5が終わったのは、日も暮れようとしている午後6時半ごろでした。


スタート前にレッグウォーマーとウィンドブレーカーを装着、
とにかく強く踏むと発作が出るので、
ゆるく踏むことを念じて走ります。
すると体重だけで踏み込むダンシングが出来るようになって、
これをしばらく続けて、
危なくなったら座るようにしてみます。
速くはないけれど何とか前に進む感じ、
途中暑くなってウィンドブレーカーを脱ごうとしたら
ファスナーがうまく外れなくて危うくこけそうになりました。
モンベルさん、もっといいファスナー使って!


菅平の峠直前からまたしてもざーざーぶり、
またしてもウィンドブレーカー装着、それでも今度は寒かったです。


で、湯の丸あたりに来ると雨は上がっていて、
再度ウィンドブレーカーを脱いで、何度目だぁ?
補給食は今回和菓子で統一していましたが、
さすがに飽きて、PC2で忍ばした焼きおにぎりとチーズ、
これはうまかったです。
さらにコンビニによってミートソーススパゲッティ、
こいつもうまかった、
このころになると胃腸が回復してきてちょっと元気になってきたかな?


暗くて全く見えない浅間山をぐるっと回って軽井沢へ、
中軽井沢の焼肉屋さんの臭いにめまいがしてこけそうになりますが、
めげずに前に進みます。


碓氷峠の下りはがたがた道&深い霧で大変、
お尻はむけちゃうし、肩はバンバンに張ってしまうし、
ここが一番辛かったかも、
なんせ、くだりでメーター20km/h代ですから…


340km地点の富岡のコンビニは1時半到着、
なんか胃腸全開になってきて、大盛りスパゲッティとでかプリンを取って、
補給をおにぎり3個持って出発、
最後になって、けっこう元気に走れるようになってきて
あと14kmのところでミスコース!
パトカーにうその道を教えられたこともあって10km近く余分に走って
もうお腹いっぱい、
よろよろになりながらのゴールでした。


結局、夜が明け始めた4時15分ぐらいにゴール、
ADUX埼玉でははじめてのカップめんサービスもあって、けっこう感動です。


ミスコースの場所はS埼玉代表も同じところでミスコースしているそうで、
コースに慣れてくるとやってしまうところのようでした。


しかし、痙攣しまくった両ももは使い物になりそうになく、
おけつもしっかりと出血、
もう、全身ぼろぼろになってしまいました。


さすがにスーパーアタック、
でも、こいつに完走するために必要なことは走力ではないことに気づいた方は、
完走者の中、少なくないと思います。
そのことはPBPの完走の手助けにきっとなることでしょう。


また来年、沢山のスーパーアタックを開催して欲しいと思います。
そして、何で完走できたか、語り合って欲しいです。