京都弾丸ツアー新緑巡りの巻

実はこの頃の京都結構好きなんですね、
5月の連休の頃に新緑が一斉に芽吹いて
眩しいくらい輝いている、
やはり人の手が入っている木々は魅力的です、


品川駅6時発のぞみ99号、

お弁当はいつもの『貝づくし』

京都駅着、今までよりは1分早くなって8:05
一気に北山まで北上、

先ずは太田神社で菖蒲観賞


少しさかりは過ぎちゃいましたかね、


さらに北上して岩倉の実相院、
床もみじや床緑で有名ですね、

でも、ここの所写真撮影は不可で
監視カメラまであってちょっと残念な感じであったのですが
とても天気のいい、本日拝観したところ
床がテカテカに磨かれている部屋の襖には
狩野派の襖絵(それもオリジナルらしい)が描かれているんですね
今まで気がつかなかったのですが
それならいたしかたないかなと納得してしまいました、


方丈前のお庭は去年より一般人参加の作庭プロジェクトで作られたもの


個人的には以前の余白を手前に大きくとって
塀間際の左右の隅に石組みを配置していた庭が好きだったので
ちょっと複雑な感じ
せっかく素人が参加するのであれば
基本に忠実な教科書的な石組みの方が良かったんじゃないのかな、
なんて余計なことを思ってしまいました、



北側のお庭は新緑が眩しい、
モリアオガエルの産卵ももうじきなのでしょうか


実相院から圓通寺を予定していましたが
拝観が10時からなので京産大横を通って正伝寺へ



比叡山を借景にし大刈込の七五三の配置のみ、
一切の石組みを廃しまた
前庭の余白を広くとった白砂が大きな開放感を与えます、
あの重盛三玲先生が竜安寺と共通点を多く見出していらして
さらに刈込の高さまでcm単位で記録されていました、


今日は本当にいい天気、
こちらに伺うのには最高の日、

ものすごい開放感です、


お庭を眺めている視線を真上に上げると血天井

本堂内も撮影可能で



狩野山楽の襖絵や

エッチング風の涅槃図、

なんと線がすべてお経になっているそうな…


気持ちをリセットするにはもってこいの場所でした、


少し南下してまた上って鷹峯へ
先ずは源光庵、
しかし本日は法要とのこと、
法要開始5分前でしたが受付の方が親切な方で
準備中でよければ30分ほどですが拝観できるとのこと
ありがたく拝観させていただきました、


いつもより開け放たれた本堂はとっても明るくって、


丸い「悟りの窓」と四角い「迷いの窓」が
いつもよりかなり大きく見えて驚きました、


本堂にはこちらも血天井

帰り際、ふと振り返ると門も前庭も新しくされていたのですね、

続いて光悦寺、げいじゅつ家本阿弥光悦の草庵、


茶室が七棟あります、

有名なのが光悦垣



以前はその良さなど全く分かりませんでしたが
今回はその姿を目にした瞬間、
ドキっとしている自分にちょっと嬉しかったです


続いてお向かいの圓成寺、入口が変わっていてびっくりしました、
こちらは神仏習合というのでしょうか神社も一緒にあります、
ただし一切の写真撮影は禁止、
紅葉や新緑の時はとっても綺麗なんですけれどね、


そしてメインは25%の激坂、


とりあえず写真はとっておきました、
どうしたかはナイショ…


鷹峯を下ってお昼はラーメン屋さんの楽楽楽、
写真を忘れましたがこくうまラーメンとチャーハンとギョーザいただきました、


北山通りに出てガトースミノでプチガトー、
洛叉庵でわらび餅を購入、

それを背負って25%の坂をこえて円通寺へ、
その前に近所の公園でデザートタイム、


う〜ん、どちらもとっても美味、
まだまだ甘いものに対する嗅覚は鈍っていないぞ、


円通寺、こちらもエントランスが大改造されていました、
もう、あの塀はなくなっちゃったんですね、


こちらのお庭も比叡山の借景で有名です、
重盛三玲先生も高い評価をされていますが
とっても衝撃的な発言もされています、
(言葉にはちょっとできないくらい)

そのことは置いといて、
石組みなどとっても興味深く拝観することができました、


さて、ここから一気に七条に下っていきます、
国立博物館で『南山城の小寺巡礼』をやっているのでそちらにむかいます、
西側の正門がクローズしているので焦りましたが
七条通り側から入場することができました、
(バスはいいけれどタクシー、自転車は結構不便かも)

本日のテーマ、新緑巡りからはかけ離れますが
なかなか訪れにくい所のだけに興味深々、
お寺の年代が年代だけに
仏像系の展示が多いのではと期待していましたが
思ったよりも少なめかな、


でも、寿宝寺の千手観音像をはじめ
多くの平安時代の仏像を拝観できて面白かったです、


国立博物館の庭にはこんな展示も、

五条大橋の橋脚


お隣の豊国神社の宝物館、





秀吉さんの秘宝レプリカが展示してあります、


ちょうど唐門を締めるところに遭遇、


ものすごく重厚な感じでした、


少し時間があるので近くの新熊野神社


後白河天皇が熊野詣では出来ない母親のため
植樹されてという熊野の大楠の木、

噂には聞いていたけれど本当に立派な巨木です、


ものすごく太い幹に抱きついて
たくさんのことをお願いしてきました、


さあ、そろそろ時間です、
京都駅に戻って伊勢丹で予約しておいたお弁当を受け取って、
恥ずかしいけれど行ってみたかったマールブランシュカフェで
パフェ&ケーキを食します、

う〜ん幸せ!


お土産(ほぼ自分用)をしこたま買って新幹線へ、


帰りのお弁当は『はすだ』の焼肉弁当、


思いっきりのでぶれんの〆となりました。