房総古道サイクリング続き

いったん下界に降りて林道をつないで古道江戸道へ

何のストレスもなく走れる尾根道のはずが


やはりえらく荒れてしまっているし、尾根は痩せてしまい、法面は落ちている、
名前のごとく200年以上持っていたはずの道がこの2年で自然に帰ろうとしています、
維持する人の手が減ったせいなのか、それとも気候の変化によるものなのか…


続いて大福山に上る林道に遊歩道からアプローチ、
河原から法面を3mほど上るのですが、入り口が判らない?、
どうも倒木が折り重なっていて入り口をふさいでいるよう、
大方の予想を付けて遠巻きにアプローチしてみると自転車を担ぎ上げられそうなルートを発見、
20分以上かけて3m上った感じでした、


林道に入るとこちらはいい感じ、けれど腕はぱんぱん、進まなくって結構大変でした、
大福山林道に出るとそこは産廃のトラック街道、
林道出口に管理の方がいたのでトラックの状況と自分の進むルートをお話したら今ならOKとのこと、
かちかちのダートをちょっくら楽しみました、


産廃場の脇を古道に入ります、産廃場自体かなり大型化されていてもう別世界、
古道のぎりぎりまで削られていてフェンスも設置されていました、


他の古道同様、かなり荒れていました、
多少は人が入っているのか倒木はカットされていましたが
洗掘がひどくって表面の土は洗い流されていて
ツルツルの粘土質の岩盤が表面に出ててかてかしているところが増えていました、


そのため道自体が階段状になっていたりと乗っていることもままならなくって押しが入ります、
今まではほぼ乗車したまま走れたのですけれど、もうだめなのかな、


今まで唯一乗車したまま上れなかった岩盤むき出しの区間、ツルツル坂、

3年前は無数のバイクのタイヤ痕があったのですが、
今は入る人もめっぽう減っているようでタイヤ痕すら見当たりません、
路面のの半分がツルツル坂みたいなルートになってしまっていますものね、
走るの大変なだけで面白味は少なくなってしまったかな、


いったん下界に出て川沿いのダートへ、

硬質なルートだと記憶していましたがぬたぬた、路面が柔らかくなってしまっていました、


最後の古道へ、
アプローチから洗掘に襲われてしまっていました、
数年前まではこの先に民家があってよく整備されていましたが
もうそこの住民もいらっしゃらないのかと、
それでもトンネルまでは乗車して走ることができました、

トンネルの先はほぼシングルトラック、
倒木のたびに乗った降りたを繰り返しますが、
今までの古道に比べれば走りやすいです、

峠に着けば近隣のゴルフ場の管理用の林道、
なので綺麗に整備されてある、はずでしたが…
洗掘がかなり走っていてそこを土嚢で埋めています、
それを何度も繰り返しているようで土嚢で無知が階段状になってしまっていました、
下る分には問題ないですが上るのはつらいかな?


日も傾いてきました、
最後に閉鎖されている六本木線にアプローチできないかと
房総スカイラインからいろいろ調査、
狙っていたところに鳥居と祠があったのでここから行けるのではと思っていましたが
まったくルート見つからず、スカイラインから降りようにもかなり断崖になっているので難しそう、
後はかなり上ったところでスカイラインと林道が並行して走るところまでいかないとだめかもしれません、
ということで今日の修行はおしまいとしました、


スカイラインの料金所があったところで自転車の洗車や靴の泥落とし、
綺麗にしておいて駅に着くまでにしっかり乾燥させておきます、


16時半に駅に到着、
このまま輪行すると千葉駅が帰宅ラッシュ時になってしまうので
食事処を探しますが駅前にはどちらの出口も居酒屋が一軒ずつあるだけでそれ以外全然なし、
もう鉄道を中心に町ができている構図はないのかもしれませんね、
しょうがないのでキオスクでサンドイッチを買って15両編成の快速で帰路へ、
これが正解であまり混まずに済みました、


千葉の古道やマイナーな林道はもう乗りっぱなしで完抜するのは難しくなってしまいました、
じゃあ広場で遊ぼうかと思えば、そういうところはみなソーラー発電のパネルに占領されてしまいました、
走れる場所はかなり限定されてしまっているようです。