京都弾丸ツアー大徳寺虫干しの日の巻

もう十年ぐらい通っていますかね、10月第二週の日曜日は大徳寺の虫干しの日です、
大徳寺の持っているお宝を年に一日風を通すために掲げて
一般公開してくれるお宝イベントで、
国宝の牧谿の軸が目の前10cmで見ることができて
さらにバックの襖絵が狩野探幽でこちらもまじかで見ることができるんです、

何周しちゃったかな、たぶん一日いても飽きないだろうな、


お隣の塔頭の真珠庵は襖絵修復のため外したふすまの代わりに
現代の画家?作家さんに襖絵を書いてもらうという企画、

このような企画はいろいろなお寺で行われているところなのですが
今まで見てきたものは数年がかりでやっと本番に移られた方や
いまだに習作段階で悩み続けている方ばかりでかなり大変そう、


真珠庵さんはいくつかの部屋をそれぞれ数人の現代作家さんに担当してもらい
それが完成して今回一般公開されたそう、
今までの襖絵の修復が終わるまでの中継ぎなのか、
これからずっとこのままにされるのかはわかりませんが
あの時はこうだったなーというような感じで思い出すことがいいかな、
そんな雰囲気でのぞかせていただきました、


お昼は最近はまっている『サカイ』さんの冷麺&焼きめし&餃子、


普段からのお昼の王道で、わざわざ京都でという感じですが、
これがまたおいしいんですよ!


戻って大徳寺隣の今宮神社、


今日は日がいいのかかなり人が出ています、
みんなの健康の報告をして、おもかる石もいい手ごたえ、
恒例の『かざりや』さんのあぶり餅もいただきました、


続いてバスに乗って上賀茂神社へ、今日はパン祭りをやっているそう
いつもは難なくついてしまう距離ですが、えらく渋滞していますよ、
やっとたどり着くとそこはいつもの平穏なたたずまいとはかけ離れた姿、

もう人出あふれかえっていますよ、
パンの売り場は長い行列、さらに買うには抽選に当たらなければならないとか?
もう訳が分からずパンの購入はあきらめてお参りだけでもと思いましたが
本殿の前はこちらも長い行列…
ここは自分が来るところではないと悟りとぼとぼ帰ることに、
でも、バス乗り場もえげつない行列、
なのでちょうどやってきたタクシーで出町柳に戻ります、


出町柳では秋の到来、栗もち購入です、
しかしお店の前はこちらも大行列、

たぶん待ち時間1時間越えでしょう、
実は昨日予約の電話をしておいたので、行列の列を割って店内へ、
すぐに品物を受け取ってお支払いして3分かからず終了〜
このシステムを知ってからは『ふたば』のお店近くなりました、


お餅ちはすぐに硬くなってしまうし、消費期限も今日いっぱいなのですが
少しでも抵抗するためにお餅を一つ一つラップに包みます、

鴨川のベンチでせっせと作業をして飛び石伝って鴨川の対岸へ、

今日は神社関係はえらく混んでいそうなので
鹿ヶ谷通りの泉屋博古館でやっている仏像の特別展へ向かいました、

南禅寺別荘群にある泉屋博古館、さすが住友さんという風格です、
今回は日本の仏像が伝来し始めたころの稔侍仏が多く展示されていましたが
小さすぎて見えないよ〜って感じでした、
けれど、持っているものはやっぱりすごいなー驚かされましたよ、
さらに中国仏教圏の鉄器の展示もありまして、その年代が紀元前10世紀とか、8世紀とか、
さすがに仏教とは関係ありませんがその繊細な作りには驚かされました、


時刻は15時を回りました、後は清水近くの三年坂美術館に行っておしまいの予定でしたが
何か忘れていると思ってメモを開いてみると
なんと清水寺の胎内くぐりで有名な随求堂のご本尊の222年ぶりの公開最終日じゃないですか、
急いで清水寺へ、参道にあふれている外国人をかき分けながら終了の15分前に到着、


気持ちがぽっと温まるご本尊を拝観することができました、


流れで三年坂を下って激辛唐辛子を買って三年坂美術館へ、
ここは江戸から明治にかけての七宝や彫金、彫刻による超絶技巧が展示されていて、
とにかく細かく精巧で綺麗という誰にでもわかりやすい感動をもたらせてくれます、


今日もすごいなーすごいなーって喜んでいました、


とにかくよく歩きました、
歩数で18000歩オーバー、14km歩きました、
とんでもない失敗もありましたが、今回もしっかり京都を楽しみました、
日が暮れた京都駅に戻ってくると京都タワーが緑色にライトアップされていました、

臓器移植のキャンペーンだそうです、


いつものように伊勢丹駅ナカでお土産をたんまり買って帰路に
新幹線が走り出してすぐ爆睡してしまいました。