スラムシフター改良終了にしちゃおうかな2

知り合いに言われましたよ、

スラムシフターの可変プーリーなんてPCと3Dプリンターで簡単にできるじゃん、

だって

そうだよねー、でも昭和の人間は手作りしたいの
そう答えておいたけれど、

どんなに精確に作ったプーリーでも、軸受けなしのプラプーリーが精確に回ると思うなよ、さらにプーリーが刺さっているシャフトが真円で真っ直ぐな状態でいると思うなよ、さらにさらに...まあいいや


昔の話をするとバカにされてしまいますが
¥2000-ほどで買えるハブセット(カセットフリーはまだないです)なんて真っ直ぐなシャフトなんてまず入っていなかったし、玉押しも斜めっているのが当たり前で、自転車屋さんと仲良くなるとシャフトを20本位並べてガラス板の上を転がしてもらって一番真っ直ぐと思えるものを選ばしてもらえて、先ずはダイスを怒られながらあて直し、玉押し、ロックナットもタップがけ、つぎに近所の町工場を紹介してもらって玉置し修正、工場のひとに怒られながら付きっきりで旋盤使わしてくれて
「もっと女の腰見たいにできなきかぁーあーまだ見たことないかーがははは」
なんていいながら手伝ってくれて、というかびびっている自分の代わりにほとんどやってくれて、お金もとられなかったなあ、

でもあれがあったから自転車が大好きになったのは間違えない、

今の時代だったら自転車好きになれたのだろうか...

あー、でもそういう店主にきっと会っているだろうな
いつの世の中にも職人さんはいるもんな